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軍靴をはいた猫 フルコン感想

 

軍靴をはいた猫フルコン感想です。

 ※前半(~キャラ別)ネタバレなし。

 

軍靴をはいた猫 - Switch

軍靴をはいた猫 - Switch

  • 発売日: 2020/06/18
  • メディア: Video Game
 

 

 リンクはSwitch版、Vita版をプレイしました。

今回辛口気味な感想となっておりますので気になる方はご注意ください。 

 

 

 

 

 

 

推し(好き)ポイント 

 

✓細かい世界観設定の入り込み◎

ヒロイン、攻略対象が猫なのでいまいちピンと感じていなかった私にも猫と書いてヒトと呼ぶのにすぐ慣れました!猫数でニンズウとかとか。彼らにとって人間がどういう存在なのか、和国や帝国はどんな国なのか、違和感なく進められたと感じています。

 

✓システム面が快適

スキップはノーストレス、選択肢スキップあり、未読で止まってくれます。エンディングや回収シーンもリスト化されているので分かりやすかったです。PC版は存じませんがVita版は快適で良かったです。

 

✓キャラ萌え

私はケモ耳に萌えはあまり感じないタイプです。お好きな方は猫だらけな世界に萌えると思います。食文化とか不器用な所とか人型だけど根底はちゃんと猫!それと完全に性癖ですが、キティ(13歳♂)をよろしくお願いします。(笑)

 

 

 

惜しい(残念)ポイント

 

 ✓シナリオは恋愛面に物足りなさ、個別√分岐までほぼ変わらない展開

シナリオが好みであれば糖度はあまり求めないタイプなんですが、きゅんきゅんするなとか、苦しい恋だなとか、心に深く刻まれる感情が薄かったように思います。共通部分が同じといういのは大体どのゲームもそうで特にストレスは感じない方なんですけど、最後にたどり着きたい目標(エンディング)がはっきりし過ぎて【話がどう転ぶか分からないドキドキ】を求めていた私にとっては物足りなかったです。

 

✓全体的に説明的

政治が絡む部分は全然ありなんですが…。真相や会話の中では気になりました。

 

 

 

設定やストーリーは面白かったのでもう少し深堀りと細やかさが欲しかったです。

私の予想よりサクサクだったので重すぎず軽すぎずな内容を求めるなら楽しめるかと思います。私の場合キティ√最&高に癒されました~

 

 

 

 

 キャラ別感想(プレイ順)

 

※以降ネタバレとなっておりますので注意

 

 

◆ユズ

 幼馴染かつ身分差のある恋愛。ただただ一途にタマを想う姿が印象的でした。タマにとってはユズが傍にいるのが当たり前だけど、ユズは姫であるタマの傍にいるために努力を重ねてきて今の立場を手にしている所にとてもひたむきさを感じます。一颯も言ってたけどすでに熟年夫婦のような(笑)お約束な世話焼き従者ポジで個人的にあまり萌え要素はなかったんですけど安心してみていられるカップルでした!あ、でもユズを好きな他の猫から、報われないのだからユズから離れることも優しさだと言われてそれを鵜呑みにしていたのはもどかしかったです。姫様としか呼ばなくなったユズがタマと呼ぶ瞬間にはとてもほこほこ。

 

 

◆くーにゃん

デレが分かりやすいツンデレ。くーにゃんはユズのタマへの気持ちを知っていたけどユズはくーにゃんの気持ちを悟ってはいなそう?くーにゃん自身タマを大事に想ってはいるけど具体的に恋愛をするなんて全然考えていなかったみたいだし、お父さんの医師としての立場やタマの幼馴染ということがあっても彼はあくまで平民という自覚が強く一線引いているように感じました。そんな彼が自分に言い訳をしながらもタマの為にするひとつひとつの行動が可愛く思いました。物語的にはタマを生かす為の作戦にとてもびっくりしました。それ大丈夫?帝国側に普通にばれそうだけど、と思いながらそわそわ。ハッピーエンド、ひっそり離れて暮らすことに落ち着いていましたがふわっとした終わり方だったかなぁ。

 

 

◆コタロウ

ある意味ユズより世話焼き!ユズの場合タマに向かってるものがコタロウの場合自分以外の誰かみんなに向かうから…お人好し?になるのか。お兄ちゃん感をかなり主張していたので何か理由があるのかなと疑問に思いながら進めていましたがちゃんと理由があってよかった。。なかったらただお兄ちゃんになりたい人って感じで私の中で消化できなかったと思うので。共通の時点で婚約者として始まっているにしては恋愛感は弱かったです。王様を殺害した犯人捜しがメインだたのでそれはそれで良かったです。ただお互いを想い合うまでの過程が急だったような。

 

 

◆シェド

あやしさしかないシェドさん。どう頑張っても幸せにならないエンディングが悲しかったです。バッドにたどり着いたのかと思って他も回収してみるもおやおやあれがグッドエンドかーい!!嫁にさせてくれるかせめてシェドが罪を後悔し救われ償う姿を見たかった。あとティガーを妄信する理由は分かったけど説得力が足りなかったですねえ。タマのお人好しも分かるけど捕まっていたのに逃げずまた捕まるっていう流れは一国の姫としてどうなの?とちょっともんもんとしてしまいました。世間知らずな姫と環境に殺されそうになっていたシェドとの価値観の異なる恋愛を感じられるのかなと予想していたものの私の思い描いたしんどさはなく。ロマンスにこれまでの和国のキャラと違った雰囲気や展開は素直に面白かったです。犯人でしたからね!

 

 

◆キティ

キティに関しては13歳との恋愛、というのもあり初見は恋愛として楽しみな気持ちは薄かったのですがいざプレイしてみると誰より大人びているし知識人であるし何より√突入して冷たくなったのがとても良かった!自分、自国の利益の為と割り切っている姿は最後まで突き通していたしその中でタマの人となりに絆されていく様子も自然で好感がもてる√でした。タマも一番分かりやすく可愛い面を見せて恋をしていたなとほのぼの。帝国側だったのでウィロウ、シュバルツ、インクとの絡みも多く彼らとの会話もすごく良かった。シュバルツに関してはもうちょっと深い所が知りたかったりも。病気と精神の関係とかキティと幼馴染としての具体的な会話とか…。地味に身長を気にするキティが可愛かったです!

 

 

◆真相

 一颯と恋愛っぽくなるのかな?と思っていましたが欠片もなかった。(笑)

タマ達の住む世界は異世界なんかではなく訪れるかもしれない未来の一つの世界の形であり、そのきっかけを作った張本人が未来の一颯である。というのが大きな真相であったのは面白いなとは思ったんですが、これがこの世界の真相です!というのにたどり着く過程が大雑把な気がしました。結局ぐんねこ様がネタバレしました、な流れがそんなゆるきゃらっぽいキャラから簡単に明かされる物語でいいの?と感じてしまいました。ティガーの深いであろう想いの描写があっさりでうーんん。この世界を残すか残さないかで異なるエンディングも何をどう感じて欲しかったんだろうと疑問が残る終わり方で真相√と明確なものが存在しているのを知っていて楽しみにしていた気持ちとしては物足りなかったです。決して面白くないわけじゃなかったのですが…。未来の一颯と高校生である現在の一颯との一貫性?人の気持ちを思いやれる性格が安易に遺伝子操作をするような人物になった過程も自分の中で繋がらなかったです。

 

 

 

最後に

 

 

 

真相がな~~~(´・ω・`)

もっとじっくり明かしてほしかったなぁ。

中途半端に思えてならなかったです。

 

作品自体は楽しくプレイできたので良かったです。

 

ではお付き合いありがとうございました。

 

 

 

 

 

ちよこ

 

PS:starlit blue topia にハマりました。