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ゆるっとおたく活動してるちよこのブログ。乙女ゲームを中心にゆるゆる更新。アニメや漫画もすき。おしゃれも食べることもすき。常にときめき追いかけて生きています。

Cendrillon palikA フルコン感想

 

 Cendrillon palikA プレイ終えましたので感想です。

 

 

Cendrillion palikA - Switch

Cendrillion palikA - Switch

  • 発売日: 2018/10/25
  • メディア: Video Game
 

 

 

全体を通して楽しくプレイできましたが、気になるところがとても気になってしまった

ので辛口気味です。

 

※前半ネタバレなし(~キャラ別)

 

 

 

 

 

 

 

最初に

 

シンデレラがモチーフなだけあってか王道的だなって思ったんですけど+病み要素でその辺の心の闇への落ち具合も楽しかったです。メリバ歓迎自分にとってそんなに強い物に感じなかったですけど耐性ない人は注意した方がいいいんだろうなって濃度。

 

 

 

プレイ前キャラ順

 

 

プレイ前

①紫鳶=クリノクロア

②歌紫歌=ガレイ

③泣虎=ピオニー

④憂漣=ミュラー

⑤黒禰=スピネル

⑥廻螺=アマルリック

綸燈=ウェステリア

 

 

■プレイ後

①紫鳶=クリノクロア

廻螺=アマルリック

憂漣=ミュラー

歌紫歌=ガレイ

⑤黒禰=スピネル

泣虎=ピオニー

綸燈=ウェステリア

 

紫鳶は全く変わらず直観が当たる形となりました。

廻螺が⑥⇒②となったのが驚きと喜び!腹黒未満辛辣以上な物言いが好きでした♡

 

 

 

推し(好き)ポイント

 

✓哀哭END

純愛ENDと別のもうひとつのエンディング。(ちなみに哀哭<アイコク>と読むそうで初見読めなくて語彙力足りないなと反省>)このメリーバッドENDに近いエンディングの存在は面白かったです。苦手な方も多いと思うので誰にでもおすすめできるわけじゃありませんが…。分かりやすく歪んでしまうけど唐突感があるので個人的にはあっさりめでした。

 

✓いい意味でカウンセリングっぽい

乙女ゲームってちょっとキャラの闇を受け止めて支えて、っていうカウンセリング要素が強弱はあれどあるものが多いと思ってる中でもこの作品かなりそれっぽいです。ひたすら前向きでお人好し、騙されやすいタイプのヒロイン。好みはあれど自分で行動していける子だったので受け身が苦手な私にとっては好印象でした!

 

✓スチル・背景・色合いが綺麗

パケ見て綺麗だなって思ったのそのまま!たまーに崩れがあるような?という感じでしたが世界観も相まって透き通るようなカラーが好きでした。

 

 

惜しい(残念)ポイント

 

✓共通&後半が駆け足

好きという感情に向かうまでは丁寧なのに突然やってる怒涛な最終局面。これにはちょっと参りました。無理矢理とまではいかないものの。あと共通。具体的にいうと呪いを解こうとする動機が弱い、歌紫歌を家族みたいだとそこまで信用するのが軽い、早い。丁寧さと荒が同居してて、つまり、もったいない!!!!

 

✓意外性が弱い

こうだろうな、っていうのがやっぱりなで終わるのでちょっとだれてしまいました。とあるキャラ以外はのめりこむ程夢中になれなかった…

 

 

 

 

キャラ別感想(攻略順)

 

※以下ネタバレです。

 

 

 

 

◆黒禰=スピネル

 

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ガラス職人が呪いに囚われてるお話し。序盤~中盤にかけ冷たくあしらう様子が一貫してるのがだんだん心を許すようになるのが丁寧でよかったです!あと掛け合いは一番面白かった。近づいてほしくない黒禰vsめげない玻ヰ璃のやりとり。お気に入りのひとつは草むしり場面。「一週間は草をむしり続けられそうないきおいです」「じゃあずっとむしってれば」「またまた、そんなこと言っちゃって」(笑)

振り返ると一番彼女らしさが光ってたのが黒禰√だったなぁと思っています。過去の憧れ慕っていた人の死をずっと受け入れることができないままの彼をあんなにも引っ張りだせる彼女の底なしの根性はもはや尊敬です。

刈鐘は登場の段階でかなーり怪しいし分かりやすすぎ!動機は自分の欲を満たすため、ただほんとに狂った感情に魅了されているだけなので同情の余地なし。王道な展開だけど許すっていう選択は私には納得できなかったです。好きな人を、好き人への贈り物を道具にされて殺されて…許せと?私との未来を優先してってことだからニュアンスは違うけど、うーんうーん。うまいこと透京の呪いも解けてハッピーエンド。雑さが目立つ終わり方でした。指がガラスになってしまう所あたりまで丁寧だったのに。。あ、あと酔っ払いのシーンは忘れられない(笑)

 

 

憂漣=ミュラー

 

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病み方が一番好きでした!w折れると誰よりも脆い。恋愛なんて必要ない、呪いを解明したい、邪魔だ!(大雑把)からのラスト一番の友人である紫鳶と玻ヰ璃が結婚という夢をみるだけであんな殺意を抱いてしまうほどの想い。あんなに殺し方を挙げられるのがもう憂漣だなって。

極端だけど、恋愛を興味もない知らないということは、嫉妬抱え方も言葉の伝え方も大事にする方法も手探り状態。そこからころっと間違えてしまった結果が哀哭ENDということでしょうね。恋は盲目の究極に歪んだver(笑)ハルモニアの存在も助長させたと思いますが。

代償だ玻ヰ璃にしか見えることができなくなるっていうのもなかなか重くて…良かったです。しかしですよ、彼が紫鳶を殺してしまうのは結構しんどかったです。あんなに仲良かったのに。廻螺くんと憂漣さんの呼び方の親しさに嫉妬、僕の方が頼りになる!と嫉妬、玻ヰ璃の隣に他の男がいるのを想像して嫉妬w鈍感ながら悩んだり立ち止まったりの思考の右往左往が楽しかったです♡あとハピエンのスチルがよかった…好き。どんな形でもいいから隣にいたいという言葉が素敵でした。

 

 

 

◆泣虎=ピオニー

 

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CV鳥海さんなのとても意外だなっていうのが第一印象です。こういう子供っぽい役をされてるイメージなかったので新鮮でした♡ブラコンが過ぎる彼が同じくらいの価値を玻ヰ璃に見出して家族になればOKというぶっとんだ感覚は本当に彼らしい!悩みながらまっすぐさを忘れない、キラキラした感情が似合う!ときめきというよりも見守りたいという気持ちが引き出されたように思います。

それがゆえに、哀哭ENDへ入るのがあっさりすぎてついさっきまでそんな要素全然なかったのになんで?とここでも唐突さが目立っていました(泣)しかも理由が玻ヰ璃に引き止められなかったから。雑…それだけ彼女に依存しているならそもそも自分を犠牲にしてこの作戦決行しようと思わないだろうし、女々しく映ってしまったのが残念に思いました。せっかくならきらきら純粋弟属性を生かしたエンディングにすれば良かったのに!ちなみに私はコーラ味のお菓子は嫌いです(T_T)w

 

 

◆紫鳶=クリノクロア

 

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綸燈と廻螺、どっちか深く関わってるけど結局どっちなの?っていうのが個人的にはポイント。自分への俺は何者?の問いかけを一緒に考えられる展開だったのが面白かったですさすがメインヒーロー。

ガラスの靴を失くしたシンデレラに王子様が履かせる、最も「シンデレラ」に沿った形。ただこの作品ヒロインを<シンデレラ>と言いつつも攻略キャラクターを見つける、救う、という<王子様>としての役割が強く、良く言えば良いとこ取り、悪く言えばちぐはぐ。狙ってるんだろうなとは思いますがしっくりこず。シンデレラが自ら<舞踏会:呪いを解く>に行かなければ<王子様:攻略キャラ>と出会えない。<魔法使い:歌紫歌>がガラスの靴で王子様とつなぐ役割を担っている。そこまでしたならシンデレラとしてふりきってくれ!!と、感じてしまいましたでもその力強さが良い!って方も多いはずだよなぁ。ヒロインの前向きさは好みはあれど美点だとは思うし好きなんですけどね!

話しを戻します。紫鳶さんの好きな所はまず顔と物腰柔らなところです。wあと照れをちょいちょい敬語に潜ませたり一番女の子として扱われているのがきゅんとします。ストーリー展開も一番面白かったです。冒頭でのめりこんだと言ったのは彼の√です。

他のキャラががっつり繋がってくるのってよく考えれば紫鳶だけでは?元来の責任感の

 強さから哀哭ENDはああいうものになったと思うんですけど彼には憂漣のような彼女しかいらない見えないみたいな狂い方をしてほしかった!単なる趣味です。

 

 

◆綸燈=ウェステリア

 

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正直に言うと予想通りすぎてどうしようと思いました。ノベル系の乙女ゲームは予想外なシナリオへの衝撃や驚きが面白い!楽しい!という気持ちに直結してる部分があると思うんですよ。それが全然足りなくて!別の意味で記憶喪失になったのはびっくりだったけども。

これまでのプレイで歪んだ性癖の持ち主であること、間接的に黒禰、直接的に紫鳶につながっていること、<彼:歌紫歌>と協力者がいること、ちりばめられた綸燈という人間の破片がこの時点で繋がりすぎていて、彼の√で明かされるものが薄く感じてしまったのが要因かもしれません。恋愛面もなんだか薄い。誰かに受け入れてもらうこと(それがたまたま玻ヰ璃)が目的のように感じてしまい全然萌えることができませんでした残念(T_T)

 

 

◆廻螺=アマルリック

 

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廻螺くん、楽しかった!Mであることは紫鳶√で判明、彼がどのように玻ヰ璃と繋がるのかが他√で全く想像つかなかったので違ったテイストなのが◎でした~!制服絵までご用意されて嬉しかったです。はじめての透京の外を本当に楽しそうに過ごしているのを見てめっちゃ役割に縛られてるんだなって悲しくなる気持ちと自由になってほしいという願いがふつふつとじわじわと浮上。本当に姉がいるかのような振る舞いに私もどきどきしましたね、Mの時に恋をしているかとか普通に聞いてくるし。可愛い友達と言いながら完全にそれは恋で、執着で、その危うさも彼の魅力な一つでした。可愛さと臆病さと強さ。彼がMじゃなかったらそれはそれできっと違う魅力をみにつけてたのかなぁ(本来好奇心旺盛で制限がなければとことんつきつめそう)

彼の哀哭ENDも攻めてて好き、執着と繋がってるのが重さを感じました。たとえ見えなくなっても彼女の<綺麗>な所を何一つ忘れないという覚悟の言葉とのギャップがまたぐっときて。Mの正体を明かすシーンの口紅をぬぐう動作が個人的ヒットです(笑)最もシンデレラのような王子様だと思っています。

 

 

 

◆歌紫歌=ガレ

 

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ほんとにね、真相の主軸でラスボスなのになんでこんなに雑に扱ったと私は言いたい。歌紫歌というキャラクターは好きです。彼のやったこと秘めた思い、好きです。ただただあっさりしすぎていました。深堀りが足りないとしか言いようがない。

まず瑠璃とは全然違うのに似ているっていうけど彼女の人物像が全く見えないのに感情移入できるか!と突っ込ませてください。歌紫歌が大事にしている過去、憎しみ恨みに繋がる過去ならもっとどういう日々を過ごしたのか瑠璃の感情、歌紫歌の絶望を見せて欲しかった。それと一緒にいる時間が長いとはいえいつどうやって瑠璃以上に玻ヰ璃を好きになったのか分からない!呪いをかけた程の気持ちが簡単に変わりすぎ…。200年の想いはそんなもんかもっと重くひきずってくれ…。過去の女性をひきずる乙女ゲキャラってうけないからかな?とか考えたけど呪いってそんなに軽くないから(やったことないけど)やるならとことんが鉄則です。たぶんどのキャラより辛口に書いていますがもったいないんです。いいキャラなのに!彼のゆるい可愛さとか心の揺れとか恋愛に参加してなかったのにいざ√に入ると慈しむ気持ちが強い所とか。彼は一番大事に扱ってくれているだろうという予想を言葉通り裏切られた結果となり残念でした(泣)

 

 

 

 

 最後に

 

以上プレイ終えての感想でした!

賛否ある作品とはきいていたのでその理由にうなずけるものがありました。

もったいない所が目立ちはしたもののまぁ楽しめない程ではなかったので良し。

 

流行りのウイルスのせいでいつもに増して自宅にいる時間が長くなりそうなのでリフレッシュしながらオタ活もしなければですね。今週はオランピアソワレが発売です楽しみ!

 

 

 

 

ちよこ