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スペードの国のアリス~Wonderful White World~ のススメ

 

スペードの国のアリス~Wonderful White World~フルコンプしましたので感想を…

 

といいたいところなのですが、スペアリ購入を様子見してる方へ向けて、個人的なプレイの感触をお伝えしたく、今回の記事では『ハートの国のアリス」』シリーズを触れたことがない方へ向けて述べています。

 

あくまで個人の思いなので参考程度に読んでいただき、沢山の方にシリーズに興味を持っていただければ、そして今作をプレイしていただきたい。

 

勿論ネタバレはしておりませんが、何も知らないままスタートしたい!とお考えの方はご注意下さい。

迷っている方が作品を手に取るきっかけとなれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

無知でも楽しめる?どう?

 

まず、今作が「続編」でありながら「新作」というなかなか難しい立ち位置である作品ということを踏まえて、筆者がプレイするに当たりどこまでの知識があり、シリーズに触れているのかについて記しておきます。

 

  1. 『新装版ハートの国のアリス』プレイ済み
  2. 『旧クローバーの国のアリス』攻略本未プレイ、既読
  3. 『ジョーカーの国アリス~サーカスと嘘つきゲーム~』読了
  4. その他ハート、クローバーノベライズ作品7冊読了、手持ちクローバー、ジョーカーノベライズ作品5冊未読

 

上記で不明部分は調べたり、考察感想を読ませていただきました。ダイヤやミラー、ツインについての知識は浅いです。

 

ワタシ好きなんですよ。ホントに好きなんですけどゲームってハトアリしかやってなくて。てかやれる環境がなくて。

PSP持っていないのでクロアリも出来ないし、PCは不具合と金額的に恐ろしいですし。というわけでその他で色々補っています。ダイヤに関してはノベライズの展開も少なくぐぬぬぬとなっていますが、なんとか…なんとかなっています。

 

以上の状況から『スペードの国のアリス』をプレイした感想を完結に述べますと、「たのしかった!!」です。

その上で全く無知だとしたら楽しめたか?に対しては「YES!しかし、アリスの性質くらいは知っていた方が無難」と答えます。

 

過去が紐づいている性格や性質ではあるので掴みにくいところはありますが、だいたいキャラクターが説明してくれるので信じていい。「根暗」「卑屈」「冷めてる」「じっとしていられない」など。

 

ハートの知識くらいの世界の真相については最後までプレイすれば分かるようになっているのでその辺は安心していいと思います。

プレイ中に「気付く」楽しさを感じられるのはやはり過去作をプレイしてきた方の特権でしょうが、「感じる」楽しさは過去作未プレイである方が有利。プレイ後に、「あれってどういうことだったんだろう?」と理解を深めてシリーズにじわじわと沼るという道も個人的には楽しいのではないかなと。

 

なによりスペードの国のアリスには2021年9月に発売されたWhiteの次に攻略対象の異なるBlackの発売が控えています!

こちらは同じスペードの国を舞台に、攻略対象の異なる展開で、「催し」と呼ばれる世界における「ルール」として行わなければならない決まり事も今回の「カジノ」とは違って来るようです。

 

キャラクターによりもちろん√が異なる上テーマも異なるはず。それでも、「Blackには気になるキャラクターいるんだけどな…」の方もぜひWhiteを先にプレイして欲しい。キャラクターの性質や特徴を知る上で参考になりますし、Blackのキャラクターも総出演するのでそういった方にも「全く楽しめなかったしょぼぼん」な感想にはならないです。ならないですので!

 

そしてBlackではWhiteの方で分からなかったことが明らかにされる可能性があります。

つまり、先に言っちゃうとアリスについてのバックボーン的な謎はWhiteでは全貌は明らかにされません。(察しがつく方はいらっしゃるかとは存じます)

 

どういった楽しみ方が自分にとってベストなのか模索するのも楽しいかもしれませんね。

 

最後にワタシ自身は前者とも後者ともいえない立ち位置でプレイしている。それでも楽しめたというのは声を大にして述べておきます。

 

 

 

何が魅力的なのー?

 

①「不思議の国のアリス」をモチーフとした殺伐とした世界観

少女が不思議の国に迷い込んでしまうこのお話を全く知らない方はいないんじゃないでしょうか。そこに、「銃弾飛び交うワンダーランド」「帰りたいと、いつまで思えるか」こんな魅力的なワード添えられたら…ねえ?

登場キャラクターも白ウサギ、帽子屋、ハートの女王などファンタジー世界がお好きな方には燻られるものがあるはずです。そしてワタシもファンタジーものが大好きです。

ぜひ物騒な世界に迷い込みましょ〜

 

イカれた国の不可解なキャラクターたち

銃弾飛び交ってるので暴力表現当たり前なことに加え、頭のネジもだいたいどっか外れてます。どっかっていうかどこもかしこも?

その中で常識寄りな考え方をするキャラクターもいれば分かりにくいキャラクターもいるんですけどこれがまた魅力的なんですよ。スペードのアリスで加わった新キャラも癖の強さは負けません。

 

③「ゲーム」において選択を迫られながら迷い続ける主人公

迫られる、といっても誰かが脅迫するわけではありません。そういう「ゲーム」に参加しなければいけない世界なのです。帰るか帰らないか。何処に滞在するのか。誰を選ぶのか、それとも選ばないのか。

うじうじしてる煮え切らない主人公って昨今では嫌がられがちなのかな〜と思うんですけど、「アリス」はツッコミ属性なので物怖じせずスパっと言えちゃいます。考え方はマイナス方向なのにそれが面白い。そんな彼女をこの世界の住人達は愛さずにはいられないのです。

 

時系列的はWikiさん/ハートの国のアリス〜Wonderful Wonder World〜 - Wikipediaこちらのシリーズ作品一覧の最後に図がわかりやすくてオススメ。

 

ベースは、

ハート♥️⇒クローバー♣️⇒ジョーカー🃏⇒ダイヤ♦️⇒スペード♠️←new

となっています。

 

 

『スペードの国のアリス』のココが好き

 

✓今っぽさはありつつ作風は崩されていない

これまでのシリーズを担当されたライターさんが今作も関わっているおかげだと思います。そもそも常識が違う、価値観の違う世界やキャラクターとの触れ合いが中心になる物語は根底部がしっかりしていることは重要。じゃないと「さっきこう言ってたやーん…」なんて矛盾になりかねません。

イラストはダイヤの国から担当されている藤丸豆ノ介さん。元来のイラストより少女漫画ちっくだなぁと個人的に思っています。とにかくアリスが可愛い。

 

※補足

アリスに関して「性格全く変わっていないか?」と言われると1割くらいは違うなと思っています。というのも、マイナスな点として言いたいわけではなく「記憶喪失で自分の根っことなる部分を失った状態」なので違和感があることが正解だと考えています。「根暗」「卑屈」は彼女の経験によるものが強い。

また、これだけ常識外の世界にいて馴染んできたなら変化があって当然なわけで。人間、簡単には変わらないけど、永遠に全く変わらない人間はいないですよねー。

 

✓システム周りが揃っていてサクサク

びっくりするくらいサクサクでした。ボリューム自体が予想していたより少なかったのも大きいのてすが、プレイ時間的には大したことない。

chapter選択、ステータス確認とエフェクト表示、選択肢スキップなど不便はありません。ワードについても細かく記録されているのでその辺は新規さんに優しいなと感じました。

 

✓余韻を残す

次にプレイする作品に向かうのがもったいないなぁ。という乙女ゲ世界のよくあるあれです。未プ、既プ問わず余韻は残してくれるはず。謎な部分を残しつつ、Blackを意識させ、キャラクターともっと触れ合わせてくれ!という中毒性。(自分で言っといてなんですけど中毒性という単語がかなりマッチする作品、シリーズだと思っています)

ちなみに。人に拠るところが多い解釈である「糖度」に関しては個人的には甘いように感じました。筆者の甘いはあんまりアテにならないのは付け加えておきますが。

独特な世界観×謎×キャラクターイカれ度は他作品にはない風味です。

※ここでの「謎」とは犯人探し的な意味合いではなく世界そのもの、キャラクターの理解の仕方、アリスとの関わり方など広い意味で使っています。むしろサスペンス的要素は少ないです。

 

 

 

おわりに

 

ここまでお読みいただき少しでも「プレイみようかな?」「大丈夫な気がしてきた!」と思っていただけならぜひ!ぜひ!スペードの国のアリス、よろしくお願いします!!

出来ることなら、叶うことなら、スペードの国以降なにかシリーズで展開があることを願っているファンの一人ですので、そこに繋がるよう誰かの好きを1mmでも増やすお手伝いになればと思います。

 

最後にはなりますが、ノベライズ小説の方も面白いので活字が苦手じゃない方は手に取ってスペードの国以外の空気にも触れていただきたい。と、述べてこの場は〆させていただきます。(ゲームソフトのように高騰してないので)

 

 

ワタシの荒ぶる感情の吐き出しという名の感想はまた別記事にて失礼するつもりです。

 

最後までありがとうございました!

 

ちよこ