ゆるっと。

ゆるっとおたく活動してるちよこのブログ。乙女ゲームを中心にゆるゆる更新。アニメや漫画もすき。おしゃれも食べることもすき。常にときめき追いかけて生きています。

万人受け?いやいや癖ある作品こそ面白い!

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こんにちは、ちよこと申します。

知ってる方にはお馴染みの作品のご紹介と特に目新しいことはありませんが、ここではワタシの思いをさらけ出しながら語らせていただきたいと思います。

 

特に、ワタシは「大好き」だけど「癖がある」ので「敬遠してしまうかも」と思われがちで「人により地雷」かもしれないけど、そこに意味がなくとも「全力応援したい」と考えている作品達です。

 

ネタバレなしですのでよろしければお付き合い下さい。

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

 

 

早速ですが乙女ゲームの趣味嗜好をプロフィールよりちょっぴり詳しく述べておきます。

 

 

  • 心情描写が丁寧なストーリー
  • 恋愛としての男女間の甘さ<物語に納得できるか
  • ハッピーエンド、バッドエンド、メリーバッドエンド全部取り込みたい
  • 年の差(男女どちらが上でも下でも差に萌えるタイプ)
  • ヒロイン≠プレイヤーとしながらも自分の中では曖昧な境界線
  • それが愛でも依存でも執着でもOK

 

 

 こちらを念頭にお読みになることをお勧めいたします。

 

 

 

 

 

自分の好きと他人の好き

 

 突然ですがワタシは「普通」「万人受け」「不特定多数に向けたみんな」という言葉があまり好きではありません。

 

普通って何?自分と相手の普通は同じじゃなくないか?万人受けってこの世に存在するの?みんなってだれ?みたいな青臭いことをアラサーになった現在も考える機会が多いです。

そのように感じるので、「みんな」に向けて放った「おすすめゲーム」という形がどうも苦手で、作品(ゲームや小説、漫画)の購入の際は、口コミや評判を多少参考にしつつも直観、好みの傾向をなんとなくでも把握していたり似てるな思っている方(SNS上)の意見を参考にしたりで選びます。

 

同じく何らかの作品を愛する皆様は何を基準にそれ(ゲームや小説、漫画)を選びますか?作者、設定、担当する声、絵、直感、色々あると思います。その一つの枠である「他人の評価」について少しだけ触れたいと思います。

 

 

乙女ゲームを探すためにアマ〇ンを利用した時のことです。

この有名サイトはご存じの方がほとんどでしょうが購入者がレビューをして★1~★5で評価を付けることができます。なんとなく見て回っていたらワタシの大好きで付けるなら★10くらいつけたいあの作品もあの作品も・・・低い!なんで?ってなったわけです。

 

ワタシが好きだからといって他人が好きとは限らない。

当たり前のことなのに、軽くショックを受ける自分がいました。

評価が低いことが、ではなく、当たり前のことを分かっていながら他人の評価を気にしている自分に、です。ほんのり怒りのような気持ちさえありました。

 

同時にそんな低い意見を参考にするより一度プレイして味わって欲しいと。

 

どうしても金銭を払って得るものなので、立場や状況により気軽に手をだせない場合が沢山あります。何でもほいほいと買えるような収入や時間がある方は限られますよね。

乙女ゲームという分野はストーリー展開、エンディング、キャラクターの行動など「やってみないと分からない」ことが特に大きい部分を占めます。絵は苦手でもすごく好きになれるキャラがいるかもしれない。恋愛要素は少なくても言葉に表せない感情を得られるかもしれない。

 

メリットにもデメリットにもなりうる部分を他人に任せないで欲しい。過ごす環境、性格、物事への感じ方、ひとりひとり違うのだから万人、全員が全員、納得できる作品などないのです。

 

つまり、評判が良くても刺さらないものがあるように、評判が悪くても刺さる物があるのでその判断はプレイして確かめるべき。他人の心より自分の心の意見を大切にしてほしいなということをお伝えしたい。

 

このような思いの経緯があり今回の記事を書かせていただきました。

 

そんなワタシが世間一般的に癖が強いながらに全力応援したい作品を6(5)作品挙げました。Switch×2PSVita×4です。紹介と言いながら個人的な思いが強めな文章となってしまいましたが….仕様です。

 

 

 

Switch

 

 

幻奏喫茶アンシャンテ

 

2019年に発売された【異世界、人外、喫茶店】をテーマとしたSwitchでプレイできるゲームとなっております。去年なので、なんだアンシャンテか!と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

体感によるところが大きいのではっきりした言葉を言えないのですが、この作品発売されるまでの注目度が低かったのです。販売本数は同年で3000本弱。既に何度も移植されているAMNESIA(Switch)2本は2000本前後、追加要素ありで移植されたピオフィオーレの晩鐘-record-は7000本のっかってますし、2018年に発売された無印では10000本以上です。新作は他の人の様子を見て買うか決める、という方ももちろんいらしたでしょうが低めなのはこの数字から窺えます。

 

ここでワタシの話しをしますと、誠に申し訳ないことに完全にノーマークでした!(土下座)いやでも公式さんもね、発売日発表から発売日までの期間が短かったんですよ。6月のオトメイトパーティーで確定して10月だから、4ヶ月。え?そうでもない?いやでも絶対情報足りてなかった!

 

とまぁ振り返りはこんなもんにして。つまり面白そう!とか、予約して購入する!とかい消費者の感情があまり動かされなかったということです。知らないって怖いですね。

もしまだ未プレイの方がいらしたら、Switch作品においてかなり推したい作品ですので興味を持てるかどうか探って欲しい、そして欠片でも気になる要素があればプレイして欲しいです。

 

正直に言います。

ピオフィオーレの晩鐘より幻奏喫茶アンシャンテの方がワタシは倍は好きです。ここでなぜピオフィ?って感じですが、だって悔しいんです。同じ頃は発売された同期ともいえる作品。ファミ通クロスレビューではピオフィはゴールド、アンシャンテはシルバー。この評価を受けることにより、それならピオフィ買おっかな!と思っている方がいるかもしれない。

人によって「面白さ」を感じる部分はもちろん異なります。決して作品を貶めるつもりで申し上げておりませんことはご理解下さい。結局のところ、ワタシの好みが人外>マフィアだったってことなので、危険なマフィア好きさんはピオフィやろう。

 

人外と人間。異なる存在だから難しいし、張り裂けそうだし、愛おしい。彼らと琴音の「物語」を喫茶アンシャンテで見守って欲しいと心から願います。

 

 

首なしでも萌えるよ!

オシャレなBGMと細かく描かれた背景

OPはポップだけど中身はしんどめ・・・

肉体的甘さは低めだけど、包容力しかない全力で守ってくれるし癒してあげたいと思ってしまう心の満足度が高いよ!

 

 

 

\感想も記録しておりますのでバレなし部分だけでも宜しければ覗いて見て下さい/


 

テンション高いので恥ずかしい。

 

 

 

 

大正×対称アリス

 

Primula、プロトタイプさんよりPC、Vita、Switchと発売されている作品です。様々な女性向けコンテンツでご活躍されているめろさんの素敵な絵が印象的です。なおVitaで発売されているファンディスク【大正×対称アリス HEADS&TAILS】が2020年10月29日にSwitchで移植版が発売されます!ファンディスクは未プレイなので非常に楽しみです。移植待ってたよー!

 

こちら攻略キャラクターの√によりキャラクター同士の関係性も変わってくるちょっと珍しいタイプです。最後までプレイすると色々分かるものがあるのですが・・・そこはどうぞ本編で。

 

本作を挙げた理由は「好きな人見かけるわりに売上本数少なくない?」と感じたのと、「バッドエンドの数の多さ」「主張強めなヒロイン」です。

 

移植は追加要素や特典関係もありますから販売本数はが少なめなのは仕方がないのかも。後者の二つはしっくりこないとなかなか手を出しづらいですよね。ちなみに最初に発売されたのは2015年だそうですが、同年発売乙女ゲーム作品をざっと確認した感じ、この年の癖の強いヒロインTOP3には入るかと。(ワタシだったらレンドフルール、スイクラと合わせてTOP3かな)

 

確かにバッドエンドが多い。特にあの人とあの人。しかし最後まで頑張った末に掴む未来はどのキャラクターにおいても幸福なものになっているはず。単なる童話調なだけの物語ではない所がミソだと思っています。

 

「これはなぜ?」「どういう意味?」「・・・まじか」などと、考えることが好きな方、本質を知りたいという欲求に駆られたい方は対アリをプレイしないという選択肢はないかと。

 

 

バラバラだけど、最後までプレイすればあら不思議。まとまっている!

とっても笑えるのに内容はシリアス

童話が溶け込んだ世界で、それぞれの√の「何か」をきっと感じられる

ヒロインはベリーキュートで行動力があって計算できる強かな女の子!危うさと強さを併せ持つ

 

 

\ワタシの推しはグレーテルくんです!!/

 

貴重な、おとうとポジ。

 

 

 

PSVita

 

 

月影の鎖

 

2013年にTAKUYOより発売された作品。7、8年前だと考えると結構時間が経過しています。ちなみに【錯乱パラノイア【狂瀾モラトリアム】の2本あり、後者がファンディスクとなっております。ワタシは2015年に発売されたPSVita版がはじめましてでした。ワタシのTAKUYOさんの作品へのイメージは他のメーカーさんと比べて「古臭い」「作風の癖がかなり強い」「ツボが合う方はコアなファン」といったイメージです。

 

まず「古臭い」についてですが、個人的な意見としてはこのまま突き進んで欲しいと思っています。新しいモノ、新しい風、もちろん世の中に置いていかれない先進的要素は必要です。消費者や時代は常に流れていくものだから。それに合わせた変化は当然必要なのですが、乙女ゲームのメーカーとしての一面として、TAKUYOさんにそれを求めるかと言われればNOと答えます。それがメーカーとしての特色に感じるからです。

 

得意とする方向性(他メーカーさんには感じない魅力)をみすみす手放すなんてもった無いし、おそらく12月に発売される【ひめひびAnother Princes Days ~White or Black〜】の様子を見ている限り無いんじゃないかなと感じています。

 

ワタシはTAKUYOさんの作品は【SWEET CROWN ~午前三時のオカシな道化師~】【死神と少女】【月影の鎖】の三作しかプレイしておらず、どれもほの暗い世界観です。男女間の甘い恋愛という視点ではどれも弱いのですが、甘さをも抜いて評価するとするなら間違いなく濃度の濃い恋愛です。

 

その中でも【月影の鎖】に限り特出している点はファンタジー要素が薄いこと。舞台は本土から離れた島という架空の場所ではあるものの、道化師や死神というような、歩いていて一般の人が出会うような生物は出てきません。そこにあるのは「人間」という恐ろしさだったり、希望、絶望、葛藤、依存、差別、渇望。そういった巻き込み、巻き込まれ振り回される環境や感情をベースに物語は進んでいきます。その中にはもちろん愛もあります。

 

決して明るいだけのお話しではないことが、今作の癖であり誰かのツボとなる部分です。

手放しで勧めるにはあまりにも戸惑わせてしまうような作品ですが、この場では敢えて言わせていただきます。月影の鎖はめちゃくちゃとてつもなく信じられないくらい面白いです!!!

 

Switch移植はかなりお願いしたいところなのですがね・・・。新作のひめひびAWBのレーディングに関してはCERO:Bとなっているので、学園、姫、リメイクといったキーワードもありますしそんなに暗いストーリーにはなっていないのではと思っています。公式で公開されているエンディングの4種を見る限り、得意のほの暗さと【カエル畑DEつかまえて】や【恋の花咲く百合園】のようなポップな雰囲気を良いとこ取りした雰囲気かな?と個人的に考えています。

 

少々脱線してしまいましたがVita所持している乙女ゲーマーの皆様、月影の鎖をよろしくお願いします。

 

 

本編とは別世界線でFDには花柳街とよばれる花街での物語がご用意されてるよ

依存的、悲劇的恋愛及びその渦中だから光る希望のような恋愛。心や体に触れ合うだけが人の繋がりじゃない

ワタシが総合的に一番好きなヒロインは今作の冬浦めぐみちゃん

OP見て雰囲気掴むのが手っ取り早いよ

 

\心を強く持ってプレイしなきゃ/

 

 


月影の鎖 -錯乱パラノイア- (PS Vita)オープニングムービー

 

一番好きなのはエンディング曲 。

 

 

 

 

フォルティッシモ

 

「かなわないし、報われない。それでも恋に落ちた。」がキャッチコピーのアイドルとの恋愛が描かれた作品。原作はビジュアルストーリーとされる挿絵がたくさん入った小説。作中の攻略キャラクターが所属しているアイドルグループ、【forttê】は【BROTHERS CONFLICT】の攻略キャラクターである十二男朝日奈風斗の所属するグループです。最近知ったのですがファミ通クロスレビューゴールド獲得していたみたいです。

 

一見癖なさそうに見えるこの作品ですが・・・めちゃくちゃあるとワタシは考えています。キャッチコピーからも分かるようにアイドルとのきらきらきゃっきゃうふふだけの恋愛ではありません!(重要)様々な場面にこの言葉がかかっているのです。

「アイドルとの恋愛には興味ない」「マネージャーってよくある設定だし」という方(特に舞台の裏側に嫌悪しない方)にこそプレイしてみて欲しい。

 

また、その時になれば積極的な恋愛である、というのも特徴の一つ。肌色多めなシーンが各√どこかしらに存在します(差はあるけど)。それを糖度とみなすか否かは個人の考えに拠るでしょうが、「肉食END」と呼ばれる字ズラからもうすごそうなエンディングを含め幅の広いものが複数ご用意されているので空気が合う方にはかなり美味しいものになるのでは。

 

報われない恋、知りたくないですか?

 

 

ヒロインではない女性が深めに絡んでくるよ

彼らが彼女を自分のお姫様に選ぶこと。彼女が彼らの為に出来ること。

アイドルの前にひとりの人間

途中までの展開は似た感じになるのは仕様。とにかくエンディングの振れ幅がすんごいよ!

 

 

\朝日奈風斗くんの色気はレベルアップ/

 

 


PS Vita「フォルティッシモ」プロモーションムービー

 

キラキラしてるのにねっとりなのよね

 

 

 

 

黒蝶のサイケデリカ

灰鷹のサイケデリカ

 

 

皆様の「乙女ゲーム」の定義とは何ですか?

乙女ゲーム(おとめゲーム)とは、女性向け恋愛ゲームのうち、主人公(プレーヤー)が女性のゲームの総称である。「乙女ゲー」「乙女ゲ」「乙ゲー」などと略称される。

  Wikipediaより引用

 

世間一般的な解釈はおそらくこのような、「恋愛要素」のある「女性主人公」のゲームです。どうして大前提の枠について問いたかったのかというと、「恋愛要素」があまり感じられない「物語性」の強い作品は「乙女ゲーム」として成立しているのか否かの意見を度々見かけるからです。

 

「面白いけど乙女ゲームとしては微妙」

という声がワタシの目にはすごく大きな事柄として映ってしまうのはどうしてなのか。自分の中の答えは明解で、乙女ゲームであることを受け入れて欲しいから」

 

「恋愛要素」がどこにあたるかという尺度は、現実世界でもひとつとして同じ恋愛が無いように、プレイヤー側の尺度もひとつひとつ違うのでしょう。ただそれがどんなに小さな見つけにくい感情でも、甘い展開が少なくても、意に沿わない結末でも、そこにいる主人公や攻略キャラクター達の心を恋愛ではない判断して欲しくない。甘いものだけが乙女ゲームとして扱って欲しくない。愛は想い合うだけではないし決して報われるものだけではないということを大切に扱って欲しいと考えます。

 

【黒蝶のサイケデリカ】【灰鷹のサイケデリカ】はかなり物語性の強い作品です。後者は特にサブキャラクターも含めて様々な糸が複雑に絡み合うような構成となっています。どちらも胸を痛めてしまうような悲しさを伴う物語ですが、それでも上記の理由から両作品とも「乙女ゲーム」だとワタシは断言します。

 

ちなみにこの2作品は訳あってSwitch移植はほぼ100%の確率でされないと思います。(あったら喜びの雄叫び間違いないけど)

 

黒蝶と灰鷹、独立しているものの黒蝶→灰鷹の方が絶対的に面白いよ!

謎や秘めた思いをじっくり噛み砕いて欲しい

まるで御伽噺のよう

両作品ともヒロインに声あり

 

 

サウンドトラックCD一生手放さない/

 

 救いとはなんでしょうね

 

 

 

おわりに

 

乙女ゲームって私にとってスキンケアアイテムのようなもので、なくても生きていけるけど、ないと潤わないし整わない。やりすぎるとダメかもしれないけど自分を労わることができる存在です。

 

まだまだたくさんの作品達と出会っていきたいです!

 

お付き合いありがとうございました。

 

 

 

 

ちよこ