Blackish House sideA→ フルコン感想
Blackish House sideA→
フルコンしました。感想です！
※前半(〜キャラ別感想)ネタバレなし
はじめに
噂に聞いていたダメ人間のカウンセリングゲームとして高評価で名高いブラハ。再販して下さったhoneybeeさんには本当に感謝！公式さんから買えるこの機会に手にできたこと本当に嬉しく思います。
根強い人気作でありつつも移植展開もなさそうで寂しく思っていたので嬉しい限りです。もっと昔のPC作品、PSP作品などが移植に踏み切ってくれれば個人的には万々歳なのですが、市場的にそうもいってられないのかな。。
とにかくこの自粛ムード中、GWにAを楽しくプレイしました。引き続きZの方も楽しみます！
※2020/5/21追記
▹▸Blackish House ←sideZ はこちら▼
chiyocom-yurutto.hatenablog.com
推し（好き）ポイント
✓ヒロイン以外からの視点が嬉しい
主人公目線意外で知る場面ってなかなか特典やおまけでしか知ることができないので、攻略キャラがどういう風に思ってるかっていうのをプレイしながら感じられるのはとても良かったです♡より二人の心が近づいていく様子が面白い！
✓愛おしいダメ人間っぷり
ダメの程度や種類がそれぞれ違うので次はどうくるんだろう？というわくわく感と、初めはほとんどのキャラが全く心を開いてくれていない状態からのスタートだったので恋人としてちゃんと萌えられるのか？というドキドキと。
あとはキャラクター同士が結構広い意味で繋がってたりしたのが印象的でした。個人的にはもっと1vs1という攻略キャラとヒロインの構図だと思っていたので。
初対面の印象はともかく、最終的にはどのキャラも愛せる魅力溢れるキャラクター達でした！
✓全体的にスタイリッシュ
エンドリストやおまけの見せ方がかっこいいなって思ったのと、ヒロインや攻略キャラの私服や衣装など芸能物ということもあって幅広く変化があったのが嬉しかったです。音楽もよかったなぁ。
✓ストーリーが好き
とにかく色んな心に触れるストーリーが大好きです。
惜しい（残念）ポイント
✓人気な芸能人多数いるのにそんなに堂々としていて大丈夫なのか不安
げ、ゲームだからね！！
共通は俺様すぎて何様？って思ったし、那由多くんとお掃除頑張ったのには？リフォーム？と画面の向こうにキレてたし、カレーも前向きに頑張って作ったのになんでそんな非協力的で勝手なの？って健気な雛ちゃんを思うと泣きそうになっていました。
私の心のつかみはばっちりです（笑）
それではキャラ別感想です〜。
キャラ別感想（攻略順）
※以降がっつりネタバレしています
椎葉剛
悪い人じゃないし、比較的価値観が似てるキャラクターなんだろうなというのは分かっていてもキョドり方がほんとすごい！あんなに拒否られたら心めげそう。(笑)
でも何だかんだで伝えようとしてくれてたり、意味分からないと思っていても結構肯定的な感情を持ってくれたりで嫌っている訳じゃないのが分かるので序盤から可愛いなって思うことが多かったです。年上ということで年齢が把握出来てなかったので調べてみると22歳。年下に翻弄される大人、好き！
ダメ人間といっても彼はホワイト寄りだったのでそのまま純粋さが彼の√の面白い所だったかな。にしてもあんなで声優の仕事できんでしょ！w
お節介役として欠かせなかったセラと円に振り回されるのがわちゃっとしてて好きでした。彼らの攻略大変そうだなと思いながら眺めてましたけど、円攻略終えた今はどんな気持ちで剛とくっつけようとしてたんだと思ってしまうしんどい。
文化祭のメイドのやりとりがとっても面かったです♡鼻血も笑ったし、雛ちゃんのオムライスの特訓成果を出す時に「集中するのでご主人様は少し黙っていて下さい」がツボでした武士みたいなメイド言われてたけど可愛い！友達になれるように頑張るって言葉に萌える日がくるとは思わなかったです( ˙꒳˙ )
押し気味に雛→剛から、気持ちに気付いた途端剛→雛になるの押し押されの展開がいつものごとく好きでしたありがとうございます。押すのは強気なのに押されるのに弱いと気付いた剛くん最高だしスペシャルステージのキスシーンその雰囲気があってめっちゃにやけました！あと「こう、したかったんだろ？」の台詞前野さんの声が好きすぎてリピート。驚きや慌てた台詞が多かったのでカッコ良さががつーん！可愛い！すき！きゅん！って思うことが多かった√でした。
久世円
彼はプレイ前後ですごく印象が変わりました。歳下っぽいやんちゃな可愛さを期待していましたがそんな一言じゃ言い表せないほどの大人っぽさと虚しさと切なさ。感情があっちこっちに飛んで忙しかったです。
ダメ人間という烙印を押されているだけあって喧嘩に女遊びに煙草にスキャンダルという方向にはずば抜けてますね。他キャラも各々ダメポイントがずば抜けてるんだろなと期待させられました(笑)
どうせ本気で恋したって家が決めた人と結婚しなきゃだし、演技も辞めなきゃいけない、家や環との確執もある。そんな中、初恋で好きなのに好きだと言えない雛ちゃんと暮らすことになって…つら…！真正面での人との付き合いを諦めているところもつら！
しかし何よりつらいのが環くんと華純ちゃんの事実。異父過妊娠という言葉を私は初めて知りましたがそんなこともあるんですね。環くんと華純ちゃんの想い合う気持ちに悪いもないんですけど、本当に不幸が重なった現実を円はずっと胸にとどめていたんですね、生まれながらに背負った罪なんてそんなこと言わないで(´；ω；｀)
BAD ENDがすごくしんどかった。10年後に知らない誰かとの結婚に涙する雛も受け入れてしまう円も。あと思い合っていた同じ空間で環の自殺が行われていたとか。あーーー辛い！環くん幸せになって！そしてめちゃくちゃお兄ちゃんで、寂しがり屋で、堪え方を間違えた大人な円好きだ〜！
俺のカノジョになって下さいは円の殺し文句…カノジョ作らなかった彼のカノジョ…。初恋の男は裏切らないな！！
姫崎藤吾
キャラビジュから滲んでる闇の深さは本物だった！大雑把に言うと、トラウマから自ら心をないものとして扱うようになったはずの彼はいつの間にかそのことを忘れて、「そもそも自分に心がない」と思い込むようになっていたそんな時に宇賀神澪が現れた。彼の演技で感動し、感情と呼ばれるそれが欲しいと手を伸ばす行為＝宇賀神澪への執着及び契約。うん、重いですね（笑）
宇賀神はよくこれを受け止めてきたな…。本当に初対面の印象最悪なのに実は愛情深いな(笑)
余談ですが剛、円、と順にプレイしてきた中でカウンセリングしてるなって気分にすごくなったのがこの√。今ブラハ楽しんでる！となんだか愉快な気持ちになってしまいましたw
偽物の恋人から本物になるというわかりやすい在り方の中で、藤吾の抱える虚無感、嫉妬、依存、そういったワードが刺々しく心にささりました。二人は恋人なのにVSって感じで火花散らしてたのが面白くて嫌がることをわざとやるあたりがほんとサド！
盛り上がりのひとつであるやっかみが原因の女子生徒からの暴行場面で、雛が「姫崎先輩の一番は宇賀神先輩なのだからこんなことする必要なんてないのに」と、責められながら自嘲の笑みを浮かべるのが良かったです。そうだよね、そういう子だからブラハヒロインなんだよなって思ってしまいました。
暴言暴行されながら自身も宇賀神に嫉妬する思考でいっぱいになってる所がもうめちゃくちゃ姫崎先輩好きじゃん…。
このあとの浴室で昼休みに宇賀神先輩と何話してたか聞かれて、嫉妬を知られたくなくて黙っている雛に対して俺の恋人だろう！？と声を荒らげるのがすごく嬉しかったです。お、怒ってる！今まで興味無いみたいな感じだったのに君のせいだと言いながら怒ってる！！と私の感情は昂りました。
さすがに悠翔が足を壊した原因なんてこれっぽっちも考えていなくてかなり驚きましたけどね！(この時の乃亜のスチル好き)
それだけの事をしてしまえる程に傷が深かったということでしょうね。
本当は雛への恋心があることに気づきながら気付いてないふりをしていて、それは恋人としてもっと一緒にいたかったからで。毎夜の嫉妬という仕置は行かないでという表現の仕方。
最終的にやっぱり可愛いに至るブラハキャラ達。なんて不器用なの…。BADは期待通りに病んでておいしくいただきました。
宇賀神澪
ああいえばこういう！俺様！むきーー！ってなっておまけにこっちは襲われそうになったのに汚れた女って…え、その言葉をチョイスする？WHY？と理解の出来なさに嫌悪感を抱いてしまって、この人のことちゃんと分かってあげられるだろうかという不安からの出だし。超不安でした。
今まで色んな俺様タイプを見てきたけど初見でこんなに可愛さの欠片を感じない子は初めてでした。
あ、今は超こじらせた可愛いやつだなって思ってます（笑）澪雛むちゃんこ好きです！
しかしこの好きと断言でき兼ねるもやもや感が文化祭まで続きましたねえ。ミスコンについては雛ちゃんが抱える【自分がない】という問題が中心となっていて、これまでの√であまり描写されてこなかった部分のお話だったように思います。
ミスコンという素のままの自分でステージに立つという課題を宇賀神の自信や芝居へのひたむきさに触れることによって意識を変えられること。直前までうじうじしてたのにちょっともやっとなりましたけど雛ちゃんなら仕方ないかな。だってそれが一応共同生活させられてる理由でもあるんだもんね〜。
ただ私だったら嫌がらせをあんなに簡単に許せないし許さなくても良かったのでは、と思ってます。乙女ゲヒロインはそのへん簡単になんでも許しすぎなの天使すぎるの。
女性に対する嫌悪感には気付いていたけど潔癖症に至るまでの感情ってことにはびっくりしました。彼は関わらないと分からないけどほんっと心が繊細。その繊細さも役者としての力量に反映してるのだろうなと思ったり。
ゆえさんとの繋がりはなんとなーくそうかもな〜なんて思ってたけどまた悠翔関連の事実に驚かされる…異母兄弟！愛人の子供！どんだけ身内ネタ詰まってるのこの館。もうやめて色々疑ってしまう…！
お金の心配いらないって悠翔がやばい仕事でもしてるんだろうかと思ってたけど思ってたより綺麗なお金でお姉さん安心しました。
宇賀神恭介もちゃんと家族を愛してくれてて良かった。俺なんてまだまだ見てもらえない、どうせ手紙を出しても捨てられるとか相当ネガティブな思考も見られたのは雛ちゃん同様、彼もちゃんと人間なんだなって感じられてそこから愛おしさがぐっと増しましたね。
可愛げといえば、雛ちゃんの「手紙を書かないなら一緒に帰ってあげません！」の言葉で固まった澪くん。あなたなんて素直じゃなくて可愛いの！としっかり心掴んできて最初の不安はどこへやらw
おまけコンテンツのスペシャルステージのいじられ方と男としての自信をなくすまでのやり取りはほんと笑った！ありがとう澪くん！
最後に
愛おしく思えるサブキャラにメインキャラに…。改めて再販に感謝！
共通BADで←sideZへの期待も大きく膨らんだ気持ちでいざ進まん！
乃亜と那由多が気になっています。
ちよこ
