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Blackish House ←sideZ フルコン感想

 

Blackish House ←sideZ

 

フルコン感想です。

※前半(〜キャラ別)ネタバレなし

 

【通常版】Blackish House ←sideZ

【通常版】Blackish House ←sideZ

  • 発売日: 2017/04/28
  • メディア: DVD-ROM
 

 

 

 

 

▹▸Blackish House sideA→はこちら▼

 

chiyocom-yurutto.hatenablog.com

 

 

 

 

 

AとZでBlackishHouse

 

 

sideA→で触れてる部分は省略します。

それと各キャラの感想(特に最後の方)、かなり長めです

 

 

ZとAとで、月涙館で過ごすことになるまで、また共通√の期間が異なっていたので最初から新鮮な気分でプレイすることができました。

すぐ個別√に突入するのもだれなくて◎

←sideZの方がえぐさというか、キャラクターに背負うものやバッドエンドがすごーくのしかかるような気持ちでした。かといってAが軽いかって言われると否なので、攻略制限ありましたがそれとは関係なく好きなキャラがメインヒーローで間違いないお話でした。

 

 悠翔の制限はエピローグの関係が強いのかもしれませんね。最後の最後までブラハらしい物語でした。ちなみに私の推しは有村乃亜です。乙女ゲ人生の中でも三本指には入るほど好きなキャラとなりました、プレイ中の呟きは相当煩かったと思います(笑)

 

ブラハに出会えて良かったーー!!

それではさっそくキャラ別感想です。

 

 

 

キャラ別感想

 

 

※以降sideAを含むネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

結城 那由多

 

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 Zのほのぼの担当。しかし那由多、雛ともに当て馬の存在が大きいストーリー内容であること、それに伴う他の女性と結ばれる那由多を見なきゃいけなかったバッドエンドがあったことが私にとってなかなかハードでした。一方的に攻略キャラのことを好きなキャラだったら余裕だったものの、本気じゃなくでも付き合ってしまうから悲しくて…!お互いが鈍いとこうまですれ違いってしまうのかっていう:( ;´꒳`;):

 

 家族としての近い心地よい距離→家族でこんなに近いのはおかしい離れなきゃ→家族じゃなくて男女の仲的に好き。簡潔にいうとたったこれだけの流れが、丁寧かつ波乱万丈に描かれていて二人の距離感をリアルに感じつつじれったく、面白かったです。

特に、弟分である那由多に対しての庇護欲がどういう過程で変わっていくのかに注目してプレイしました。一つは仕事や自身のダメな所に対して互いが焦ってもっと頑張らなきゃっていうすれ違い、もう一つがお互いに家族以上の感情を持っているのに離れようとするすれ違い。今までプレイしてきたどの√よりもすれ違っているんではなかろうか…。

 

 夏祭りではなんで雛にキスしたのか分かってないし、もやもやを胃もたれとか言っちゃうくらいの鈍感さ。はじめは、雛が月涙館のみんなに心を開いていき前向きになっていく様子をみて那由多が嫉妬、恋を自覚。というパターンで想像していたのですが進めば進むほどあれ?逆?ってことになっていったのが予想外でした。追いかけていたのはむしろ雛ちゃんの方。

 

 ライバル登場だったから仕方ないけど羅々のやり方が応援してくれる?那由多のこと好きにならないでね?って雛にはっきり言っちゃうやり方がねちっこくて気に食わなかったなぁ。爽やかな作品ではないので納得はもちろんしてるんですけどね〜。村杜は雛に対して運命とか言ってたからなんなんだと思ってたらまさかの元カノに似てて執着、おまけに容姿を変えて金も地位も得たのにとか言い出して全然運命じゃないやないかーい(怒)でも可愛そうな人だなと思ったので彼のことは実はそんなに嫌いではなかったです。

 

 那由多√で絶対に触れておきたいのは冒頭で書いたバッドエンドについてなんですが、平行線の未来END。待ち合わせに来てくれなかった那由多、村杜との結婚、テレビの向こうで羅々と那由多新しい命を授かりました報告。辛すぎた。ちゃんとするって言ってた彼がどうしてあの日羅々と別れられなかったのか私は未だ疑問です。しんどいバッドはたくさんあれど、悲しいエンドはワタシにはこれが一番えました…他の人と結ばれてる姿を見たくなさすぎる!!(この時点では後に乃亜√で地獄を見るとは思わなかったw)

 

 もちろん楽しい感情も盛りだくさん。那由多√は他のキャラとの絡みも多く、特に那由多&澪の絡みが好きでした♡那由多に対しては若干弱っちゃってるというか甘いというか。雛を助けて欲しいとお願いする所や、庶民アイスのハズレシーン可愛いかったな。萌えた所でいうと、悠翔とのやりとりで「雛って幸せを欲しがってもいいの?」っていう言葉です。那由多にとって雛の存在はまるまる幸せの形であることを感じられる台詞でとっても良かったです。

 

 

阿久根 セラ

 

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   まず最初に、ワタシはこの手のタイプの子が苦手です。自分の思うがまま周りを振り回すタイプのことです。なのでプレイし初めてしばらく辛口目線過ぎてこの感情の出所は自分の辛辣さなのかセラとの相性なのか分からなくなってきてしまってました(笑)

   感情揺さぶられるシーンが多く、しんどさも想像以上でした。可愛く思える部分を見つけられたのは収穫です!とりあえず辛口部分からお話しします。

 

 セラが雛に「どうだった?」って聞くから、単純に「すごかった」って簡単な感想言っただけでその感想のダメだしされたのが意味不明すぎた!仲良くもない、詳しくもないことに、すごいからすごいって言っただけじゃんなんで駄目なの!?wそして聞いてもないのに急に自分語り始めるのなんなんだ!俺は何だってするって別にしないとか思ってないよ雛に言うことか!?って思っちゃったなぁ( ˘ω˘ )

あとは「お人形さんのためにとびきりの夢を見せてあげる」って素で言えるのすごいなぁと。余談ですが、スパクルは初見から紺之くんでした杏ちゃんに布教されたい。

 印象が変わり始めたのが、雛の歌を貶し倒したのを謝ってから。素直な謝罪と、演技を教えてとお願いするシーンから可愛さが出てきて、やっと雛に対して冷たさしか感じなかった所から抜け出せてとてと安心しました!円、剛の3人でわちゃっとしてる姿が一番セラの気が抜けてて好きだな。雛も含んで4人で水族館に出掛けた場面楽しかったです!特にめっちゃ楽しんでる剛w

 「アイドルは虚像で嘘なのに純粋なきらきらしたものと思ってるファンはバカ」といいつつ.自分はそれに誇りもって努力してる矛盾。それが自分を必要とされる居場所を守り続ける為の努力だと分かれば嫌いにはなれなかったです。

 そもそも過去がしんどすぎて驚き。気まぐれな産みの母とくだらんアイドルやってた父、売買を持ちかけた養母。守れるのは自分だけどころか自分を守ることも許されない家族関係がきつすぎる…。体関係持たされて、ほとんどそういうことでしか人間関係を教えてこられなかった彼が人に甘えられるわけがないし虚勢じゃない関係の築き方も分からないのはめちゃくちゃ頷けた。「オレがしたかったのはこんなことじゃ」「これしかわからないんだ…。こうするしか」って心を埋める為に体を重ねてしまったの悲しい。だからハピエンに繋がる選択肢が受け止めるものばかりだったの納得です。「身体は重ねられても、心だけは簡単に重ねられなくて、それが悲しくて、泣きそうになる。」という一文が切なくて好きでした。

ナツキの逆恨み、父の金せびり。セラを取り巻くクズ人間達の闇が極めて深すぎませんかね。これからたくさんの幸せを紡いで欲しい。special stageはその第一歩に思えてすごく良かった(´;ω;`)

 

 途中、重ためな雰囲気的が続いてる中で学年混合演劇に選ばれた先輩3人と雛。この3人が癒しとして心を軽くしてくれる日が来ようとは(笑)

   ふざけて稽古して宇賀神眠り姫にこちょこちょ、あなたもやりなさいよって藤吾魔法使いと乃亜魔法使いに言われて雛魔法使いもやらざるを得ないシーンめっちゃ和んだし笑ったしで!二人の言い方がシンデレラの意地悪な姉的なノリで楽しかった!

   セラの見てる所で、乃亜に頭を撫でられにやっとしてしまったんですけど、すぐに「今はセラ√だった!」とはっとしたワタシ…ツンツンツンが続いて疲れてたから許して欲しい。彼女が頑張る舞台をみて「最近オレの前であんな風に笑ってくれたことあったっけ?」切なくなるセラの気持ちは悲しかったけど、雛ちゃんセラの事で悩んでるんだからそりゃそんな笑えないよはやく笑わせてあげて!って気持ちに…。

   セラと雛の恋物語であるのと同時に、セラがアイドルとして、人間として、一皮剥ける成長を強く感じる物語でもあったと思います。

 

 

 

 

有村 乃亜

 

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Zの共通で速攻落とされた大本命です。どうしようもなく長々と語っております、愛ゆえですあしからず。

 

 振り返ってみると一番初めに気になったのは藤吾√で彼に悠翔の足の真相を聞いた時だったように思います。そして落ちてるなって自覚したのがZ共通のUFOキャッチャーシーン。理由は分かりません、運命とでも言っておきます。あと月涙館で交わす握手。懐かしい感じがするとお互いに思ってたのを見て私の気持ちは「大好物の実は幼い頃に出会ってる系の運命の人パターンだこれ!!!」。しかし円で初恋√は終えてしまってるので、何が起きているのか気になりすぎて…。乃亜は雛のことを知っていたのかと思っていましたが心当たりがあるわけでなく、後に運命的な過去を知ることなるわけですね、ううう涙が。

   ついでに言うと雛ちゃんと乃亜の出会いがワタシにとっても運命の出会いだったわけです。

 

 かなり特殊な乃亜√、一周目は雛視点のみのハピエンは絶対に迎えられない、二週目で乃亜視点や未来の雛視点が組み込まれエンディング分岐が可能という悪魔ともいえるかなり切ない周回の仕方をしなければならないのが…良かった…!

   攻略していた二日間、夏を経て通じた幸せとその反動のバッドエンドで夜な夜な涙し、もう一日かけて朝7時頃にハピエンでぼろ泣きしたのを思い出します(泣)しかも合間に挟まれる未来からの視点が、そこに乃亜がいる風にもいない風にもとれ。結果どちらも用意されてたのが対になってて感動しました。

   幸せに家族になる未来がある一方、いなくなって塞ぎ込んでそれでも前を向こうとする未来もあり。

   あとバッドエンドが3つ全て乃亜の死が絶対的に確定するの辛すぎませんか。仄めかすでもなくお亡くなりになりましたENDが辛い。その辛さがあるからこそハッピーエンドが幸せすぎてそれはそれで号泣してしまいましたけれども。

 

 ストーリーに準えてお話しします。まず、味覚障害と女遊びについて。味覚障害である乃亜がカレーを一緒に作るシーン、一周目はちょっと心の距離が近付いてたらいいなって思う程度だったのに、乃亜視点を知ると何この大事すぎる一幕!乃亜が食事を楽しめる、おいしい気がするって相当すごいことだった苦しい!《実家に帰る=咲乃と過ごしている》の方程式を知る前と知った後じゃ全然感じ方が異なるし、乃亜の心が揺れる全ての場面が大事に思えてなりませんでした。

   女遊びについても、本来肉食系な彼なので、もっとそういうシーンや描写、他の女の子を優先したりありそうだけどな?と意外に感じていたのも全ては咲乃という存在があったからかと納得。僕のことを好きな女の子は嫌いって言った時の気持ち…。性の対象として見られる気持ち悪さとかあったんじゃないのか想像してしまう。本気にならないダメ人間ってことになってるけどダメにさせられた、だよなぁなんて思ったり。

   彼が拒否することをしなかったのも原因の一つではありますけどね。雛のことを汚したくなると言った独り言が後々ハピーエンドに活きていて最高でした。

 

 甘やかし上手な面が強くて、その空気にまんまとちよこ自身は甘やさかれていました。そのうち冷たくされることを考えつつ…南の島での撮影までが幸せな時間過ぎて逆に怖くてたまらなかったです。幸せすぎて怖い、言葉そのまま。不眠症、元気になる薬、味覚障害、不穏要素がたくさんな中試練が待ち受けてると分かりながら恋人となる瞬間が幸せでしたひええ。乃亜が雛といると眠れるから、の話の件も面白かったです。

「男の人と一緒に寝るなんて無理ですよ」

藤吾「純粋な亜麻乃さんには無理だよね。乃亜は、こう見えても肉食だし」

に・く・しょ・く!いや分かってたけどんんんん!いい!一周目は肉食さと繊細さにやられてましたねぇあと可愛さ。

乃亜肉食系男子だからやめられませ〜んがお〜」

か、かわいい。

   この時は冗談にしちゃってたけど、そのあとほんとに雛が乃亜の部屋に添い寝しに行った時のやりとりすごく良かったです!心から理解できなくて苛立った気持ちと、わざと怖がらせるような言葉選び。自分は優しくないって言うのが、自分を否定しているんだなって思えて切かった。そんな乃亜のドS対応に「殴りませんし泣きませんし大声もあげません。これから有村先輩と寝るんです」「有村先輩も寝るんですよ。だから先輩は私に何も出来ません。さあ寝る準備をして下さい」という強がりな言葉。良い〜〜!いつも【僕】な一人称が【俺】で彼の本心を垣間見れたことも大切な場面に感じました。ずっと眠れなかった彼が彼女の傍だと眠れるって…萌える。

 改めて、南の島での時間はとってもとっても良かった。與田さんのアロハシャツから始まり(笑)共演者関係で人間関係ごちゃっとしたりするのかなと思いきや、二人とも超良い人ではないですか。

   果鈴ちゃんめちゃくちゃいい子だったし、悠翔√で彼女の親戚がハニビ作品のあの人だと知って心から疑ってごめんね、彼氏とお幸せにって願いました。ブラハ公式ブログで知ったけど小ネタ多いんだなぁ〜!

 この撮影の間、どの場面を切り取っても切なくて愛おしさで胸がいっぱいです。乃亜の手術について、生きる意味を考えたところ。涙を流す雛に柔らかく優しく接してくれたところ。日焼け止めの話しで雛が先輩の方が綺麗だと言うと、そうあり続けるように言いつけられてるっと呟いたところ。朝食作りで雛も乃亜も自分意外と親しげにしているのを見て嫉妬するところ。たくさんたくさんある中で特に印象に残った部分を挙げます。

 まず、星の砂の探しかたを雛に教える乃亜の場面。言葉の端々に感じる愛おしそうな、悲しそうなニュアンスに心震え。雛を眩しそうに優しげに見てる感覚が伝わったのと、「もう少し早く、君と出会いたかったな」という言葉。咲乃とそういう関係になる前にってことよね(泣)島に来てからどんどん演技に力が入ってるわねって監督に褒められたけど、それってつまり乃亜が雛に対して心を近づけていってるってことで、でもそれはその言葉の意味を考えると叶わないっぽくて。一周目は先の展開が分からないのに泣いてしまうくらい感情移入してしまっていました…。

 もう一つはやはりキスシーンに至るまでとその夜。渚という役を通して雛に愛を伝えてるみたいで胸に響いてばっかりで。キスは義務だと答えた彼が、雛と恋人となった夜に痛いくらいにドキドキするキスを出来たことが嬉しくあったのと同時に、ここから先に悲しい展開があることを予感させるものでもあり…。むしろこののワタシはその幸せすぎる展開にもしかして彼に騙されているのではないだろうかと疑っていました。咲乃さんという存在に縛られている限り終わりがあると思っていても、この時雛ちゃんの手を離せなかったのは紛れもなく真っ直ぐな恋だったのに。二週目の描写、初めて欲しいと思った。奪われてしまうと分かっていても、手を伸ばしたくなったんだ。SHINDOI。

 月涙館に戻ったあとの報告に対する悠翔の反応。これまでも彼の反応には意味深なものがあったけど、他√の時と乃亜√の時とで心配とは少し違う様子が見てとれたのは、乃亜が悠翔の感情の機微に鋭かったからなのかな。「君が小さな鳥かごに入れて、大事に大事に育てたヒナ鳥を今度は僕が大事にするよ」「…ありがとうこざいます」悠翔√終えた後に他√の彼を思うと切ない。

 

 さて。ここから乃亜の心の闇と、一緒に死んでくれない?とまで言わせ苦しめられた咲乃という存在との戦い。寝てる時に泣くくらいの怯えてる乃亜をみてこれでもかってくらい助けたい、安心させたいと思わせられました。鎖骨や首に赤い斑点を見つけた時の絶望感忘れません。セラ的なあれだ、という決定打となった証拠への憎悪がすごい。僕は君のその無垢さに救われてるよの言葉で完全アウト。予想してても衝撃が強かったアウトおおお!!!

   加えて二週目になるとどういう気持ちで、どのタイミングで、彼が咲乃と過ごしているのかを知れてしまうのが痛くて痛くて。

 藤吾「君が乃亜の本音を見つけてあげて。俺や澪には絶対に言わない、乃亜の本音」

この台詞に乃亜√がぎちぎちに詰まってるんじゃないかと思います。助けを求めない乃亜が事情を幼馴染にも言うわけがないけど、言わなくても察してる藤吾がいてくれたおかげで幸せな未来を掴むことができたはず。

 この後、一緒に遊園地に出掛けた時に乃亜から好きと言ってくれたことがないという事に雛が気付いてしまった瞬間、そこでワタシも同じく気付いてしまった埋まりきれない心の距離。乃亜だけじゃなく、雛の方にも距離を詰めない、お互いちょっと引いてる所があって、それがぶつかる時が本当の意味での恋人となる時かな。なんて思っておりましたが。一周目はどう転んでも辛い最後しかないことを思い出して頭が痛くなり(泣)

 何事!?と思ったのは乃亜が実家から帰ってくるなり急に泣きながら抱きついて倒れた場面。訳が分からないまま大丈夫って言いながら寝かしつけるように添い寝をしていたけど、この時に雛と孤児院で出会っていたことや、雛の傍だと安心して眠れる理由を知ったことが後に判明。実はこうでした、という二週目システムが改めてすごすぎる!!大丈夫の言葉をねだる乃亜が愛おしい。すごく、会いたかったよ…、雛ちゃん。運命よありがとう。乃亜のだいじょうぶって言葉は雛の影響を受けているって知って発狂せずにはいられようか…尊すぎるこのカップル。

   そして咲乃は二人は過去の接点を知ったから雛が仕事を奪われる程に当たりが余計に強くなったのかと納得。仕事が奪われた彼女の事を抗議するために咲乃にはっきり彼女だと大事だと、別れるのは嫌だと伝えて戦ってた乃亜の姿が突き刺さりました。

 しかし抗えず…。咲乃にとって生きる意味は全て乃亜で、乃亜の病気の為に結婚相手も選んだって知ってやばかった…。とうとう目撃してしまった、突きつけられた信じたくない二人の関係。泣いた。分かってても号泣は免れなかった。切羽詰まったスチルの表情、必死な声で待ってと口にする彼の絶望。大切な女の子に知られてしまった絶望は果てしなく深い…。何度思い出してもしんどいです。あとしんどかったのは更生プログラムへの参加条件。通院以外の、呼び出しが合った時には実家に帰ること一週間に一度は実家に顔をだすこと、二つの条件は咲乃がだしてて主治医である遼平さん知らないって……あああ…。乃亜を人形扱いする咲乃、許すまじ…!

   お家に上がっていいと言われて乃亜の部屋に行った時のやりとりがひどい。雛の心を壊す為に乃亜との体の関係を見せつけようという考えがおぞましいし、お願いだからそれだけはやめて、と抵抗する乃亜の姿が辛かった。雛の「先輩が求めてくれるなら」という言葉に乃亜から「助けて」の言葉を聞いた瞬間ぶわって!ぶわわって泣きました!生きたいって思ってくれたの嬉しすぎる!「雛ちゃんが好きです。もう一度、俺の彼女になって下さい」

一周目のワタシ『今バッドエンドに向かっているのよね?(ぞわっ)』

迎えたエンド順は以下です。

①ending4(刺殺BAD)

②ending3(絞殺BAD)

③ending1(BEST END)

④ending5(病死BAD)

⑤ending2(GOOD END)

(最後にBEST×2とGOOD×1読み返し)

 

 バッドエンド2つについて先に触れます。まず、これからハッピーですよ♡に見せかけたending4。甘く見ていたかもしれません。超絶嗚咽しながら号泣。好きだと言ってくれたのに、今から手術を受けて色々な幸せを歩んでいくはずだったのに。夢で会いに来てもちろん行きますおやすみだいすきだよ私もだいすきです。お互いを想い合う言葉のやりとりと叶わない現実とこの世から消えようとする姿の想い人。…号泣。

   引き続きending3、ねがい。号泣。雛自身の手でって所がたまらなくきつい。それも乃亜の為にだったのが。頑張ったから解放されて欲しいから。ごめんねって言いながら涙を流す彼が辛すぎる。最後の最後に雛も死んでしまった後にまた切ない描写があったのがめっちゃくちゃきつかったです泣いて泣きまくって嗚咽ひどい好き。号泣。

 ending1と2について。積み重ねてきたあったかくて優しい時間が乃亜の心をほぐしてくれて。ぜっったいに幸せ過ぎて泣くと思ったしもちろん号泣しました。あ、その前にエンディング前についても書かせて下さい。クリスマス講演ドラマチックで感動的でした。ファントムって乃亜がやるんじゃなかったけ?と疑問の最中に現れた彼と劇中歌!!!この歌めっちゃ良いですよねええ!!

   役が二人にとても重なっていたし言葉が…言葉が。間違いなくファントムを救えたクリスティーヌだよ雛ちゃん。甘えることはできても弱音を吐くことはできないと幼馴染に打ち明ける三人の関係が好きでした。澪くんの弱小な心臓を治せには笑いましたがw手術に向けてやりたいことを未来のことを考える乃亜は、それまで死にたがっていた様子からは考えられないほど素敵。同時にもっとはやくに手術を受けていればと悲しくもあり。分岐辛い~~。「泣き虫なマーメイドさん、おいで」号泣。たくさんの苦しい夜があったから絶対に雛ちゃんとの行為は幸せに満ち足りてる。

   想像していた通り、いやそれ以上にending1の二人に号泣。二人の時は【俺】だけどみんなといる時は【僕】なのも雛には全部見せてるっって思えて死亡案件な程萌えました。俺を産んでくれてありがとう、父さん、母さん。これを言えるまですごくすごく苦しかったよね。

   乃亜の新居でのお泊り。何でもやってあげてる彼がとっても可愛かった。大好き!というのが全身で伝わってすごく好き。汚す覚悟が出来ていない、怖いと不安に切なく言葉にする乃亜を神様が許さなくても私が許しますと包みこむ心が大好きです。本当はずっと繋がりたかったとスチルと共に告げる台詞がたまらなく幸せでいっぱいでした。翌朝も吐きそうなくらい幸せに出会ってくれてありがとうと胸を熱くさせてくるから、プレイしているワタシはあなた達と出会えて幸せですと心の中で叫び…ここで終わりと思いき結婚式まであるのとかきいてない!!!スチルなかったけど幸せな無理でしたよ朝からどんだけ泣かせるの…(この時午前6時頃)ending2の方で見せてくれた手術の傷は乃亜が頑張ったこと、生きていることの証で雛ちゃんの気持ちに強く共感。きっとその肌を見せる度思いが強くなるんだろうな、生きてくれてありがとう、なんて思っちゃうと涙はほんとに枯れません。

   一人で5つもあるエンディング全てで涙を流したのなんておそらくはじめて。おそらくというか絶対だな、うん。

 最後にending5。手術するってなって絶対あるよねってなってた手術失敗パターン。手術が上手くいくかいかないかで分岐しているから、この病死ENDのあとに続けてハッピーエンドをみると、乃亜のただいまが聞けるか聞けないかの大きな分かれ目であることに気づいて…。

   バッドの方は一年程受け入れられないまま手紙を読むまでに時間がかかっていましたね。手紙、泣くに決まってる!幸せになってなんて無理です、、でも最後には雛ちゃんが前を向いていて、切なくて悲しくて仕方なかったけど乃亜を想っているからで。また、未来の雛が過去を振り返るような言葉で描写される、for the fortuneは、病死ENDending5の【どうか、安らかに】とending1の【My heart beats for you】が対比していたのがさらに感情煽られました。語られるその未来は幸せそうな風にも、後悔してる風にもとれていたのに合点がいきました。

 

 自分を責めてしまうような両親の亡くし方をして傷付いた心を抉るように死ねばいいのにとひどい言葉を身内にかけられ。守ってくれた人に傷付けられ。全てがどうでもよく、死にたがっていた彼の運命的な恋のハッピーエンドは締め付けられる程激しく幸せな気持ちにさせてくれました。

「初めて恋をした。人を愛おしいと思った。助けて欲しい誰でもいいから俺を助けて欲しい。」ファントムとクリスティーヌ。伸ばした手を掴んでくれた雛とどうかこれからたくさんの幸せと共にあって下さい…。まだ書ききれていないと思いますが今回はここまでにしておきます。

 

 

 

 

桜坂 悠翔

 

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 悠翔るー…と?宇賀神√では?と何度も疑問に思ってしまうくらい宇賀神澪が深く関わっていて驚きました。なんなら宇賀神√の序盤よりよっぽど好意的に思えてしまって好きが増しましたよ、ほんとにびっくりした。

   それは一旦置いといて、まず雛への接し方がひどい。とりあえずセラと乃亜は本当にひどかった。特にセラ、ふざけすぎ。うじうじしててイラつくのも分かるし、無防備過ぎて危機感覚えろっていうのも分かるけど、暴漢まがいな行動とそれを見て止めなかった円、剛、藤吾含めて一回地獄に落ちろ的な思考に至ったことを白状致します。あんなに馴染めず弱って怯えていたなんて知らなかっただろうし、男の子同士の冗談感覚でやったんでしょうけどさ!割と重ためテンションから√突入したなぁ。後に謝って安心しましたよほんっと!各々の√で雛ちゃんいなきゃだめなくせに!!(笑)

   これを助けてくれたことでまんまと澪くんの実はいい人攻撃にはまったのは言うまでもない。自分が関わられるのは断固拒否!って感じだけども、自分が否としたことに関しては嫌だろうと声をかけてくれて、そんな彼で良かったと彼の√を思い出していまし。彼自身の√より他のキャラ√の方が優しさが分かりやすいw

   そんな彼の付き人として一緒に過ごして、仲を深めていく中で気になった小ネタ関係。あやかしごはんの紅葉村に果鈴ちゃんはリバソンのあの人の…。いいいなぁこういうの楽しくて好き。

 付き人を通して得た宇賀神からの信頼をきっかけに、自立させたい宇賀神vs依存させ続けたい悠翔の図。+倉科繭の登場。ライバル…というか敵?関係としては那由多√の羅々がどれだけ安全だったか乃亜、悠翔とプレイして思い知りました。雛ちゃん以外にめちゃくちゃ冷めてるの美味しい。

 学年混合演劇を通して宇賀神とくっついたら確実に幸せじゃんと思ってしまうのは仕方ないですよね?プレイ終えた今ではどの√でも悠翔がかわいそうだと思いますけれどもこの時点で雛を守るためとはいえ繭の言いなりになっちゃってるんだもん…(付きまとわれてるとも言う)

   家族だから、お兄ちゃんだからと自制するのと、面白くなさそうに雛と宇賀神の仲を見る姿は痛々しく思いました。乃亜つっこむなぁ。ちなみに、劇本番「本来俺は降りる気でいた。お前が一緒に成功させたい言ったから、ここまで続けてきたんだ。責任とって、必ず成功させろよ。」萌えた〜!

   舞台装置がジュリエットである繭の上に落ちたのびっくりした…だから雛のことくれぐれもよろしくって澪くんに念押ししてたのねはるま…。雛に危害を加えようとするのが許せなかった、という気持ちも嘘でないものの本音の部分で悠翔の事故のことを思い出させて依存から離れないように?という予想も当たらずも遠からず。記憶なくしたのは察してたけど、告白してキスしてたの!!?つら!!悠翔それは辛いよねううう。しかも忘れられ方がきついな。守ろうとした好きな女の子に悪魔とまで言われてそんなのなかったことにされたんだから。それでもずっと好きで好きで雛の幸せを願う彼の想いの深さに心臓をつかまれたような心地。

 保健室での澪くんからの告白。こ、こくはく!まさか恋愛感情に至るとは思っていなかったです。ただ弟子として大事に思っているけどそれ以上ではない特別女の子という枠なのかな、師弟関係の信頼を見せつける当て馬かな、なんて考えていましたが恋をして抱きしめてくれようとは。お互い震えながら抱きしめあう姿にはぐっとくるものがありました。

   既に彼の√で色々知ってしまっているからこそ選んでしまいたくなる。おまけにこの一部始終悠翔見てる!?ああもう二人全然上手くいかないなと不安過ぎた。

   悠翔はこれでもかってくらいくっつけようとするし嫌なくせに応援してるふりするし頼らせようとするし、雛の感情無視な行動におばか!!って言いたい、わざとヤケクソ的にそうしてるって分かってるけど…。自分の恋は実らないと思ってて自分の手から離れようとする好きな人に対してなげやりになっちゃう気持ちも確かに共感できますけどね。

 

 「周りの男達を振り回して弄ぶんだね」って乃亜に言われるのは仕方ない。でも悠翔√は他に比べて結構雛に当たり強いなって感じたの気のせいかな。確かにはっきりしない状況が一番良くないけれども、もともとマイナス思考に走りやすい雛ちゃん頑張ってると思うんだけどな。悠翔の想いを知って、自分を女としてみているみたいだと想像して、当たり前だった関係が壊れるのを恐れてしまうのは今まで家族だったから那由多の時と同様怖いことだよね。それが雛にとっても悠翔にとっても壁。

   澪の雛への好意と、隠してきた気持ちを知られることにより耐え切れず悠海がでてきてしまったの切ないなぁ。そうまでしないと心を守れなかったのね(泣)

   ちょっとズレますけど、声優さんってすごいなと悠翔と悠海の口調でとっても思いました、悠翔の口調だけど声色に悠海が滲んでるのを感じるんですもんね。

   悠海も悠翔の一部なんだから雛のこと好きに決まってるし切ない。好きな人に自分を警戒されて怖がられて、肯定されなくて傷ついたはず。名前で呼んで敬語使わないでって言った後に、もう一度名前を呼んでとねだるのが、嫌いと口で言ってたけど好きって感情が伝わってきて切なかったです。それに結果的に悠翔と向き合わせるために雛にひどい態度とっていて、告白のこととか思い出すようたくさん悠翔の秘密を教えてくれていて、悠翔に向かってる優しさが愛おしい。典型的な好きな子はいじめちゃうタイプな感じも好きだよううう!

 

 震えたのが澪くんと悠海の喧嘩!怖かった。ここまでの肉体的なぶつかり合いを他√みてないから、なんというこの二人が本音を言いながら喧嘩するのって胸熱でした。兄弟という関係もそうですし、好きな人を傷つけるなっていう澪くんの気持ちと俺のものだっていう悠海の気持ちの板挟みが苦しかった。

   役者の道を選んだのは雛がかっこいいって褒めてくれたから、宇賀神家の息子として生きるのを拒んだのは雛のいる孤児院から出たくなかったから、高校を選んだのも、更生プログラムも雛がいたから。全て恋という意味では一方通行、重く深すぎる狂気を思わせるほどの雛への愛情が尖ってて、でも触れて欲しそうで。想いが通じ合ったときは喜びのあまりきゃっきゃしてしてしまったし、クリスマス講演の再演は画面の向こうの観客同様実際に拍手してしまってました。それくらいスチルや二人が感動的でした。

   バッドエンドは澪と結ばれた後に赤ちゃんいるお腹を刺されたのはかなーーーりきつかったし、心中仄めかされたり暗いものばかりで精神的に抉られましたが、ハッピーエンドは優しいお兄ちゃんではなくただの可愛い同い年の男の子でひたすらきゅんきゅん!純粋さと純粋さ故に受け止められなかった感情が絡み合ってたのが面白かったです。私の頭の中には二人の子供と那由多が仲良く遊んでる未来が頭に浮かんでいます(笑)

 

 


エピローグ

 

   麗子さん!やばかった…。父は亡くなった母と彼女を混同し母に注いだものと同じ類の愛を押し付けようとした。って彼女もやっぱりブラハの登場人物なんだな、環境がブラックだなとこの時点で思ったのに、その後茉莉絵さんに拾われて悠翔に関係してたのびっくり…。しかも茉莉絵さんの飼ってた猫の名前ははるかって!疲弊した麗子さんから悠翔を守ろうとした猫と同じ名前なのしんどかったです。

   母であり姉であり親友であり、初恋の相手である彼女の子供である悠翔の未来の為にプログラムを計画…はぁみんな重いもの抱えすぎですよね。実際に施設に預けたの麗子さんっていうのもぐっときたし、これからも胸にその記憶と想いを抱えながら見守っていくんだろうな。

 

 おまけラブ★ドキインタビューも楽しかったです♡

これだけは言わせてください。久世華純とYUEはなぜに攻略できないの!!?

 フルコンしてなお悲しみに打ち震えています。

 

 

 

 最後に

 

   未だにスクショみてはその幸せと悲しさと切なさに胸がいっぱいになります。本当に胸を打つシーンばかりで語り切れていない気持ちです。

   こんなに長くなってしまった感想は適当に読んでくれて全然いいのですが、できればブラハを今後も一緒に応援していって欲しいなと思います。VFBの予約のタイミングにプレイできて本当に良かったです。

ハニビさんの作品もっとプレイしていこうと思いました。まだリバソン、アバソンだけなので。ダイナーもあやごもやりたい。どうかこれからも頑張ってゲーム業界生きててと願うばかりです。

 

 

Blackish Houseと出会えた人生で良かった!

 

 

 

 

 

以上!

 

 

 

ちよこ