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キューピット・パラサイト フルコン感想

 

 

キューピット・パラサイトフルコン感想です。

ハード、つよめ、そんな言葉がお似合いなラブコメでした!

 

キューピット・パラサイト

キューピット・パラサイト

  • 発売日: 2020/08/20
  • メディア: Video Game
 

 

※前半(~キャラ別)ネタバレなし

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

 

まず言いたいのは、CERO:Dにもいろいろあるんだなということを認識させられたということです。こんなにも下ネタ全開だとかえってすがすがしい!

 

最初から最後までキューピット・パラサイトという作品の個性がよく出ていて、練られている世界観が素敵でした。たとえばビビットなカラー、BGMの使い方、スチルの切り取り方等です。終えると寂しさが残る、余韻を感じられるくらいに楽しめました。

 

 

 

推し(好き)ポイント

 

✓恋と神話、リアルとファンタジー

√によって差はあるものの、何かしら恋愛と神話の話しが絡んでくるのが、ならではの表現で面白かったです。キューピットが人間界で恋結びをするというヒロイン設定が最大限に生かされていました。

 

✓置いてけぼりにされない丁寧な描写

キューピットとは、神とは。前提がしっかりしている分入り込みやすかったです。また、恋愛過程において(これも√によりますが)設定的にはかなり派手目、とんでも展開はあるものの、理由があってそういう行動をしている、順を辿る進み方に丁寧さを感じました。現実寄りなエンディングもファンタジー寄りなエンディングもどちらも楽しめました。

 

✓大人の恋愛

大人向けな表現が多くあるというのもそうですが、それ以外の点でも、働いている一社会人で自分というものが出来上がったキャラクターしかいないので、心の在り方や変化が大人っぽいなと感じました。地に足をつけたまま、遊ぶ部分はかなり遊ばせているストーリーが良かったです。

 

✓スチルの視点

見てもらえば感じてもらえると思うのですが、そこから切り取る!?素敵!ってなるくらいあまりみかけないアングルのものが目立っていたように感じました(あくまで個人の感覚です)。あとぼかしの使い方って言えばいいのかな?焦点の当て方が好きでした。

 

 

 

 

惜しい(残念)ポイント

 

✓下ネタアウトな気持ちには向かない

割と重要なシーンでも「そういう描写」がでてくるのでスキップしまくっても完全に遮断することは不可能。それはもうキュピパラじゃくなっちゃう。

 

✓スキップが重い

 選択肢、未読までのスキップはありがたかったけれども少し重かったです。そんなにきになるほどでもありませんでしたが。

 

✓笑いのツボが合うか、合わないか 

良作だと思いますが、このツボの相性が面白いかどうかの分かれ目。この分かれ目の影響は良くも悪くもかなり大きいと思うので敢えてこちらに挙げておきます。

 

 

ひとこと

 

 

ネット・ミラー(ヒロイン)

→元が人間でないので人間の感覚をそのまま当てはめられないという意味で個性の強いキャラクターでした。これでいいのかな?自分はこうしたい!と考えながら行動しているのが印象的。キューピットは「人」の縁を恋で結ぶ「神」。したがって、恋と自分を完全に切り離した考え方をします。自分は恋をしない。この前提が特徴であり、好意に鈍くても、神だもんね!といい意味で割り切ってしまえました。それと、ある人物に何でも楽しむ天才だと言われていますが、これが的確。

 

ェルビー・スネイル
→結婚しましょう。素敵な家庭にしましょう。

 

彩院・F・琉輝

→個別以外での萌え回数No1の男


ル・ラヴクラフト
→愛の捉え方の変化がめちゃくちゃ好き。全END最高

 

ウル・アコニット
→一番厄介だとは思わなかった。問題は趣味パラサイトであることよりも・・・

 

ラン・メルヴィル

→設定もりもり。みんな大好きアラン・メルヴィル

 

→愛してる。なぜ隠し。

 

 

 

 

 

キャラ別感想

 

※攻略順

※以降ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

シェルビー・スネイル

 

作品中では最も一貫して現実感のあるストーリー展開。螢彩院くんと合わせて二人の√はリアリストを感じるもので、壮大ではないけれどその分心の変化や恋愛感情に至る経緯がコツコツ積み重なってエンディングに向かっていて、好印象でした。

 

それと意外なことにも、個人的に一番甘酸っぱくじれったい気持ちになったキャラクターでした。年齢が高い相手ほどぴゅあが染みる。

 

彼女から朝食中、突如社長ではなくシェルビーと名前で呼ばれて焦ってむせるのとか、偽装夫婦が正直理想だと言い切っていいるのに、自分が満足してるからこそリネットに対する引け目が消えないという誠実な性格とか。ぴゅあが!すき!

 

偽装しなければならない、しかし恋愛意識が欠けているリネットなので、押しが強く感じました。社長のために、会社のために、と思っていたのがいつのまにか自分も楽しんじゃってて可愛かったです。ちなみにシェルビーに関して可愛さを語るなら、ダントツ遊園地デートのお誘いの下りは外せません!

 

S((遊園地のお誘い、練習ですか?と聞かれそう。個人的にデートしたいときっぱり行ってみせる告白するぞ!))

S「婚活の極意を実践で教えて欲しい」※両手で自分の顔を覆い己の不甲斐なさを悔いる

S((練習すればよかった))

 

かわいいが過ぎる32さい。結婚してください。

こんな楽しい二人の時間があるからこそ後半のすれ違いが引き立っていてとってもキュンキュン。

 

気になっていたSSでいることに拘りを見せている理由やキューピット・コーポレーション創設の経緯もきちんと明かされて嬉しかったです。

 

地位パラサイトである彼はマッチングパーティーにも参加は代理のオーウェンを行かせて、S氏との結婚は実質オーウェンとの結婚だといわれているのがツボです。たしかに。このオーウェンがちょっぴり(?)可哀そうな部分を担っていて画面越しに笑いながらも本人は辛いだろなと感じたので、無機質であるロボット掃除機に恋したマーズはしっかり反省してほしい。他の√だけどメラニーという素敵な女性と結ばれてよかったね!

 

 

 

 

螢彩院・F・琉輝

 

圧倒的可愛い担当。わかっていても言葉にしないことが罪。か・わ・い・い!

美に関して他人に言葉がきついけど、自分にも厳しいところがリネットに良い印象を与えていて実際ワタシもそういう部分は好き。けれど、アドバイザーからの視点じゃパラサイトが重症と判断されても仕方ないくらい婚活に向いていない(笑)

 

恋愛って何?どんな感情?というところから、そんな彼が恋に落ちるまで、すごく丁寧でした。お互いの人となりが分かっていく過程の先に、まさにその瞬間に「恋に落ちた」若しくは「恋になった」部分の描写があり、終始とても楽しかったです。

 

はやく本物の天才にならなきゃと努力を積み重ねてきた螢彩院くん。天才だからなんでもできる、天才で当たり前だと思われてきた彼にとって、リネットから「頑張り屋」だと表現されたことは、努力を認められるようで嬉しかったことでしょう。

螢彩院くんの頑張りを見てリネットも仕事に対して刺激を受けてるのも素敵だなと思いました。

 

そして真似っこデートシーンに負けないくらい、恋という感情に振り回される姿が大変可愛かった。目がおかしくなったと思って実際に眼科行ってみたり、恋をすると目がおかしくなるなんて聞いてない!と怒っていたり(笑)

 

しかしこんなに可愛いと声を大にしておりますが、リネットに心が向いていることを自覚してからの彼はかなり男らしさをアピールしていてかっこいい。そんなのずるい。

まさかギルが他の√でガチ告白するなんて思っていなかったのでギルごめんんと申し訳ない気持ちに。(一途な気持ちを知っているから好意を持っていた)

 

そこからはリネットに対して可愛いとか、あんたが好きな物は僕も好きになりたいとか、めちゃくちゃ素直に伝えていてきゅんきゅんが止まらなかったです。

 

 

おそらく作品全体で一番ときめき回数が多いのが彼です。一番リネットに興味なさそうだからこそハーレム系のシーンやエンディングのまっすぐな言葉がささりました(笑)

 

これだから年下キャラは。好き。(結局年の差全部好き)

 

 

 

 

 

ギル・ラヴクラフト

 

ワタシのカプ最萌えは断然ギルとリネット。

 

失恋パラサイトの彼が一途に思い続けた彼女と報われた時の喜びがたまらなかったです。特にリネットがギルの気持ちに気付いてからの流れ。今までのあれはまさか、自分だったなんて。と、気付いてしまうとその愛の深さ(重さ)に恥ずかしくなってしまうのとっても良いし、ギルの仕事が忙しい時に寂しいという感情を知って、焦がれる姿なんて・・・ギル良かったねと考えてにこにこしてました。

 

大学時代の回想シーンが多かったのが感情移入しやすかったです。キュピパラ全体に言えることですが、彼目線も丁度よく読ませてくれるのが好きでした。元々の素質があったとはいえ、リネットがギルを尽くしまくる系ダメ男にしたといっても過言ではないと思います!

 

しかも意外とモテていた彼がはじめて「自分から」好きになったというではありませんか。重い上にはじめて。ひいい好き。

 

大学生だった時は押し付けるような感情の表し方だったのが、数年後は自分を磨いてどうにか振り向かせたいと、相手に求めるより自分を顧みるようになっていた所が好きです。その変化があったからこそリネットとの恋が成立しているのではと思っています。

 

そんなすれ違っていた二人のメイク・ラブのどきどき!最高!

帰っちゃ嫌なんて好きな子に言われたら発狂したくなるほど嬉しいに決まってる。今まで勘違いしまくっていたんだからどういう意味で?って聞いちゃうよね。きっと昔だったらこの一言はなかったと思うんですよ。今までの眼中のなさに流石に警戒するギルがとうとう・・・と考えるとあーーーすき!!ってなるのも仕方ないことです。

 

ギルがD・Tじゃなかったのは意外なようなそうでもないような。元カノいたんだから驚きはしません、むしろ安心しました(笑)とにかく!ちょっぴり意地悪になっちゃうギルが愛する彼女と結ばれた喜び。おめでとう!(スタンディングオベーション

 

ロボットにもなる空飛ぶ車を作り、マーズと戦ってしまうのはびっくり展開でした(笑)キューピットだと知っても愛せるのかの問いに迷うことなく、当然だ、俺は昔から彼女を天使だって思ってたんだから。と、この流れでギャグにいくのが流石です脱帽大好き。

 

・俺だけの天使フォルダの作成

・リネットにもらった消しゴムをみて励まされる

・イマジナリーリネットをつくって毎日会話

 

引くけど好き(笑)ラブレターの書籍化読んでみたいです。

 

さて、波乱万丈あったギル√。最初の二人よりファンタジー色がでてきて謎が残された√でもありました。アランはどうして車に取り込まれそのままなのか、また受け入れているのか。彼の真相を知ってしまうと納得しましたがあまりにも切ない。人間と恋させたいという願望が叶っている上、バンブルピッグとして見守っていけるなら彼の本望だったでしょうけれど。車が夜中に動き出して恋結びをしている、というのもこの√での彼の最善の幸せだったことを表しているよう。

 

リネットが人間界に降りてきてギルと恋するように動いていたようですしある意味彼も報われた形ですね。悲しいけど喜んであげたい。

 

ひとことで全エンド最高だとお伝えしましたが、エンディングの幅が広かったですね。特に以下の二つが印象的でした。

 

★365通のラブレター
20年が経過してもまだ想ってくれていることを知ったリネットが鉛の矢でギルを射るのが悲しい。悲しすぎる。ギルの為に、ギルの何年もの間大切にしている想いを断ってしまう行動がひどく悲しかったです。


★これもひとつのハッピーエンド?①
でろでろに甘やかされて尽くされすぎてだめな大人になってしまうリネット。休んで、甘えて、駄目になって、そして俺だけを見てよ。そしてぶくぶくに太り(笑)クラリスが正論!愛じゃない、依存。「依存」ってほの暗さをイメージさせますがこんな依存エンドもありですね!面白かったです。




 

ラウル・アコニット

 

肉体関係が先なんて予想外すぎました!!

趣味パラサイトであることよりも価値観の違いの方がよっぽど問題だった(趣味もある意味価値観の枠に入るっちゃ入るけれども)。これは完全に地雷ある方いらっしゃるよななんて思いながらも、逆に惹かれる方も絶対いるぞ、なんて導入は客観的なプレイになってしまいました。驚きのあまり。

 

美術館での模擬デート、ペラペラ饒舌すぎる言葉を1時間以上話すラウルに対してさすがシリウッド俳優喉だけは強いわって心の中で言っちゃうリネットの距離置いてる感好きでした。恋の欠片も見えないからこそ、最初の「みんなやってるし運動みたいなもの」という関係がドライであることが強調されていいた気がします。

 

中盤まですごく不思議な人だな、というのがワタシのラウルへの印象。趣味や人に対して素直すぎるほどに素直だけど、芸能界で生きるための強かさは持っている。人を寄せ付けながら踏み込ませない所があって。で、この違和感のような感情の正体に気付いたのが、リネットのことを知ろうとした時。

自分の好きなことや感情は伝え続けるのに、相手のことは全然知ろうとしてこなかったんだということに気付いて、そこにラウルが恋という感情に疎い理由を感じました。

 

そんな彼が嫉妬という感情に振り回されたり、彼女だから話していて楽しいと喜んだり、恋を知っていく様子が面白かったです!本物のキューピットだと知ってもリネットのことを慮っているのにぐっときました。あんなに大好きな神話の話しを控えて!

 

メイク・ラブから始まっているものの、途中の心情の変化はとても丁寧でちゃんと心から結ばれたのが感じられてのが良かったです。気のせいでなければラウルの声の調子が柔らかく変わったし、もうメイクラブできないの?二度と?それは嫌だなぁ。と感じるラウルの戸惑いが好き。嫌なのはなんでだろうね?

 

パンクラチオン世界大会優勝者とか、すっぽんぽんで戦うとか、マンティコアに勝つとかツッコミが追い付かなかったシーン盛りだくさんなの面白かったな。そしてミネルヴァにあんな狙いがあったのは分からなかったので驚き。

 

唯一ミラーさんと呼んでいたのも萌えポイントのひとつでした!

 

 

 

 

 

 

アラン・メルヴィル

 

ずるい設定ずば抜けていた。

元天使の堕天した悪魔。150年共に過ごしたリネットの対。リネットを生かす為に、神悪転覆の書(悪魔が作った神の知識)を読める一人前の悪魔として罪を重ね。

リネットとの深い関わりを知って胸を痛めずにはいられない(泣)

 

序盤で俺たち前に会ったことあるよねって言っちゃったことや、リネット自身が矢でアランに恋をして期間限定の恋人として振る舞うことになったこと。彼のしようとしていることとは矛盾した行動や言動で、人間と素敵な恋をして欲しいのに自分は何しているんだという呆れる気持ちと、彼女から離れたくないという抑えられない気持ちが心のうちでせめぎ合っているのを感じ取れて切なかったです。

事情が分からない内は察して想像していましたが、それでもアランが優しいということだけは確かだったのがまた・・・。

 

彼のタイプがマニア(熱狂的な愛。相手も自分も燃やし尽くしてしまう)だったことも、全て明かされればがっつりばっちりマニアでそのしんどさに頭抱えました。

 

今までアランが裏で工作してたのも深い愛故。模擬デートの実施も、シェルビーの妻としての写真も、シェアハウスの企画も。全部上手くいかなかったリネットは筋金入りのキューピットですね。

 

30日間の恋人期間が幸せで楽しい時間でした。が、この楽しい時間が後の辛さを加速させる材料だということをワタシは知っている。タイトル、たとえ禁忌だったとしても俺はきみに手を伸ばすこの字ずらで泣けてきます。

 

俺なんかと結ばれるはずないのに俺が悪魔じゃなければ、と思いながら、雨の中、噛み付くようにキスをする二人はドキドキと胸を締め付ける思いでいっぱいでした。おまけに、夢は食事なので必要だから。でも現実は・・・必要ないのにする、つまり愛。メイク・ラブ。はじめて生身でメイク・ラブ。他√で散々女の影付きまとっていた彼が!おいしい。

 

人に恋をしないリネットに最終手段を使おうとするシーン。

「神の彼女を、殺すために」という台詞表示に対して、耳から聞こえるのは「彼女自身を、生かすために」という言葉。こういうのエモくて好きすぎる。

 

神のまま消滅すればリネットの存在は転生することもなく消滅。ただ彼女に生きていて欲しいという願の為に奮闘してきた彼がリネットと、永遠に近い年月の間を共に過ごせる、結ばれたエンディングは二人は決して離れないという意味でとても良かった。

 

それと同時に、リネットがキューピットとして目覚めることなく転生した大学生と悪魔のギルとして一緒にいるエンディングも好きでした。

 

こちらはリネットは人間、アランは悪魔として生きるので寿命的にリネットのほうが先に亡くなる。けれども、人としてなので転生は繰り返すだろうし、魂自体は生き残る。そうやって転生していくリネットのことをアランは長く長く見守っていくのでしょう。彼女が自分を知らなくても。姿が彼の知っているリネットと似ていなくても。

 

今の彼女とは恋人として過ごすだろうし幸せであって欲しい。痛みとあたたかさを感じられるエンディングでした。

 

それとEND:声なき幸せ、天使天界に戻った二人を見ながら悲しそうに微笑むジュピター。この瞬間、私の推しは確定してしまいました(白目)

 

 

 

 

隠し

 

アラン√でびびっときたジュピター。大好き。

彼の√はハッシュタグキューピットハプニングが起きなかった世界という、他キャラと前提自体が違っていたし、選択肢がなかったので完全に彼のための√、また真相を知るための√と言えると思います。表の攻略対象で複数エンディング欲しかったーー!!

 

画面左上に397の数字。400年というリネットが消滅するまでのリミットが表示されるの真相に近いのを感じてわくわくさせられました。

 

ジュピター=ちぃちゃんだったわけですが。この生物の正体、ジュピター本人とは!だから雷を発してたのかと納得なんで気づかなかったんだろう。【ジュピター様】をずっとマッサージ機代わりにしていたの思い出してとても笑いました(笑)

 

全体を通して隠し(真相に近い)のにめっちゃくちゃコミカルなシーンが続くのですごく面白くて笑いっぱなしでした。眼鏡白衣のメルヴィル先生に、ギルのカップケーキに、腰布状態で洋服を買いに行くジュピターに。

 

そうそう、やっぱりというか番組シーンは特に笑いました。

アランの得意なスポーツの返答が「しいていうならベッドの上の運動」とか言ってるけど実際現実では・・・(笑)かわいい。シェルビーのバスケ姿かっこいいんだろうなって思ったのに「.…ふっ、全てSSだ」で台無し(笑)螢彩院くんの趣味紹介であるお抹茶タイム。騒がしい彼らに向けて「この■■(ぴー)野郎ども!」って何言ったんだ、てか放送禁止単語を彼に言わせたのか(笑)


打ち上げでは酔っ払いギルが笑いながら泣いてるし、シェルビー「ゆで卵が…実在したか…そうか…なるほど…」なんのこと!?かわいい。アランのうええ言いながら何度もトイレ。ピーター「噛んでもいいか?」リネット「それは駄目!」(笑)

 

などなど印象的でしたw

 

そんな面白さの合間に仲を深めるピーターとリネットがツボで好き。

友愛しか知らなかった彼が恋情を知って情熱に振り回されないように必死になりながら、リネットを何としても守ろうとする様子がかっこよかったです。そもそも、彼女が天使の時代から眺めながら抱いていた感情は友愛だったのか。熱くなるほどの愛情ではなかったにしろそれは一種の恋ではなかったのだろうか。笑顔でいて欲しいそのままでいて欲しいという願いの裏にそういう欠片があったのではないだろうか。

 

数いる天使の中でも彼女だけが目にとまっていたのなら、ワタシはそう解釈したいです。「本当はずっと好きだったんだ矢が刺さる前から。それがどういう好きなのか分からなかった」終盤の彼の台詞です。彼もまた一途に彼女を想う一人であったに違いありません。

 

真相については同一神だとされていたゼウスとジュピターは違う存在だったというのが一番の大きな真実でしょうか。ゼウスとの闘いはもっとこう~かっこよくリネットを助ける感じにまとまるかと思いきや・・・敵であるゼウスの攻め方が下ネタだし、それを見てのパラサイト6の反応も下ネタだしこんな大事な部分でがっつりな下ネタかましてくるとは!!さすがキュピパラだ。ジュピターの、「ゼウス!キューピットによくも汚いものを見せたな!」の一言に大爆笑してしまったのは、決して下ネタが好きというわけではないことをここに誓います。

 

ゼウスが唯一苦手とする愛の力で勝つ!という倒し方、ワタシは好きでした!自分の恋愛タイプを叫んでいくのとリネットの矢に魔法少女感を感じて。そしてアランはこの√でも最強にかっこよかったですね。惚れる。


ついつい笑えた面白かった部分ばかり語ってしまいましたが、ピーターとリネットのどきどきな場面はどれも萌え転げた案件。夫婦となりずっと幸せに人間界を見守っていて。それと最後に。

 

ジュピターの二の腕と手と指と首が大好きなのでスチル出る度見とれていました。

 

 

 

 

 

おわりに

 

想像以上に丁寧な作り込みでめちゃくちゃ面白かったです。

 

 テレビニュースの音は英語で流れてくるけど文字は読めるように日本語なところ、タイトル表示の際、羽がふわっと舞う演出、音でメリハリつけてコミカルとシリアスの雰囲気作りがテンポよくはっきりしていたところなど、拘り部分も伝わりました。

 

視界的には結構ちかちかはするけどキュピパラらしくて、はまってて良かった。

 

クラリスやボンバー・チョリソーさんのような盛り上げを助けてくれるキャラも濃くて楽しかったです。クラリスはアランの育ての親みたいなもの・・・あの美しい悪魔が・・・。

 

最初から最後まで飽きずに楽しい作品でした!大好きです\(^o^)/

 

 

 

 

 

ちよこ